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記者や税理士ら体験談 神戸・須磨東高で職業人講話

 須磨東高校(神戸市須磨区東落合1)で11月8日、さまざまな業種で働く人の話を聞き、今後の進路選択を考える講話「職業人に学ぶ」があり、1年生238人が参加した。

 10月18日とこの日の2回にわたって実施した。この日は、税理士会や市消防局、大学・短大・専門学校、新聞社などの10人が講師を務めた。新聞社の教室では、1年生20人が神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザー(61)から話を聞いた。

 三好アドバイザーは、新聞記者の仕事について「記事がきっかけで社会が動いたり、取材したかった人に会えたりしたとき、やりがいを感じる」と話した。26年前の阪神・淡路大震災から得た教訓や、当時の神戸市須磨区の被害状況についても説明し「一つ一つの災害から学ぶことが大切」と強調した。

 奥田利理さん(16)は「文章を書くのが好きなので、ためになった。新聞に興味がわいた」、冨澤優心(ゆう)さん(15)は「迅速に正確に伝えるのは大変だけど、やりがいがある仕事と感じた」と話した。

[写真説明]三好アドバイザーの話を聞く生徒たち=神戸市須磨区東落合1、撮影・片川怜(れん)さん

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