新聞紙面の編集に挑戦 姫路・広畑中2年生170人
2021年10月03日
興味のある新聞記事を組み合わせて紙面づくりを体験する「まわしよみ新聞」の授業がこのほど、姫路市広畑区小松町3の広畑中学校であった。2年生170人が5~6人のグループに分かれ、掲載する記事や見出し、レイアウトを相談しながら思い思いの紙面を完成させた。
コロナ禍で例年通りの職業体験ができなくなったトライやる・ウィークの一環。体験授業では神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
初めに新聞が読者に届くまでの流れを動画やスライドで学習。その後、「見出しはもっと大きい方がいい」「カタの写真を目立たせたい」などと頭をひねりながら、神戸新聞写真ニュースの記事を模造紙に切り貼りして、オリジナルの1枚を作り上げた。
門脇妃莉さん(14)は「みんなの関心が高い」という理由で、トップニュースにコロナワクチンの記事を選んだ。「紙面のバランスを整えるのが難しかった。新聞に興味が出てきた」とほほ笑んだ。(森下陽介)=10月2日付朝刊姫路版
[写真説明]新聞づくり体験で、掲載する記事を相談する生徒ら=姫路市広畑区小松町3
新聞の特長である網羅性や一覧性を知るため、この日(9月29日)の朝刊から新型コロナ関連の記事を探すワークショップも行った。※新型コロナ関連の記事は45本(確定)でした。
同校には神戸新聞の新聞発行車「めぐる君」が出動。授業の模様を紹介したミニ号外を生徒に配布した。
日本新聞協会NIEサイトにも「コロナの記事を探そう 兵庫県推進協の授業、30回を超える」としてリポートが掲載されています。リポートはこちら