テーマは「神戸と歴史」 取材の仕方や記事の書き方学ぶ 神戸大付中生
2021年10月01日
「神戸と歴史」をテーマにしたフィールドワークを前に、取材・インタビューの仕方や記事の書き方を学ぶ授業が9月30日、神戸市東灘区住吉山手5の神戸大学付属中等教育学校であり、1年生125人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
生徒たちは、神戸港▽旧居留地▽南京町▽神戸の建築物▽阪神・淡路大震災▽震災と野球▽交通史▽市中心部の発展▽食▽音楽▽神戸のアートやモニュメント▽観光施設―など小テーマ別に班を編成しており、それぞれが現地を訪ねたり、関係者から話を聞いたりして記事にまとめる。
三好アドバイザーは「現地の空気に触れ、何を感じたかが大切」「狙いは絞るが、取材は広く」と強調。取材時のメモの取り方や取材の心構え、よりよいインタビューの仕方を生徒と一緒に考えた。
それぞれの小テーマについて「洋食を取材するなら、旧オリエンタルホテルや外国船のことも調べよう」「長田区の震災復興のシンボル・鉄人28号モニュメントを取材するなら、震災被害と復興の歩みも調べよう」「貿易港・神戸港の発展を知るのに外せないのは、鈴木商店や神戸海運集会所」などとアドバイスした。
[写真説明]生徒の質問に答える三好アドバイザー=神戸市東灘区住吉山手5