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新聞講座 関学大生に本紙社員がオンライン講義

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 新聞の読み方や取材の仕方を学ぶオンライン講義が3月5日行われ、関西学院大学新聞総部の部員11人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 部員たちは神戸新聞学生編集会議に参加し、夕刊の「学園リポート」に記事を出稿している。新聞講座では今回、原点に立ち返って「新聞の読み方」をテーマにした。また、取材の仕方や記事の書き方で知りたいことを事前に質問してもらった。

 新聞の読み方では、この日の朝刊からコロナ関連の記事を探すワークショップを行い、新聞の特長である一覧性や網羅性を学んだ。三好アドバイザーは「一通りめくれば必要なことがざっと分かる。全部読む必要はない」「興味関心が広がれば記事は各面に転がっている。1面を起点に読もう」などと呼び掛けた。

    メディアリテラシーを得るため、記事を疑ってみる▽記事を読み比べる▽記事の感想を書いてみるーなども勧めた。

 学生からの質問のうち、取材時のメモの取り方では「大切な部分に☆や◎印を付ける」「自分が感じたことも書く」などと助言。「取材相手の話し言葉をどう書き言葉にするか」という質問に応え、録音した座談会の一部を記事に書き起こすワークショップも行った。

[写真説明]新聞の読み方の一例

 三好アドバイザーから一言 コロナ関連の記事を探すワークショップで、帰省中の学生には地元で読める新聞を活用してもらった。5日付神戸新聞朝刊のコロナ関連の記事は40本以上を数えた。中国新聞や福井新聞からも学生たちが多くの関連記事を見つけた。各新聞にコロナの記事がほとんど載らない、収束の日が来ることを願わずにいられない。

学生の感想一覧