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「安心情報伝える新聞」 神戸・福住小 本紙社員が授業

 新聞記者の仕事を学ぶ授業が2月12日、神戸市灘区福住通7の福住小学校であり、5年生79人が神戸新聞にNIX推進部の三好正文シニアアドバイザーから話を聞いた。

 児童たちは阪神・淡路大震災のとき、本紙記者が灘区内で撮影した写真パネルを見て授業に臨んだ。三好アドバイザーは「26年前の大震災でも現在のコロナ禍でも、被害情報とともに安全安心情報を伝えるのが新聞の大切な役割」と説明した。

   コロナ差別を解消するため「元患者の生の声を伝える記事を通し、苦しかった思いを共有したい」「死者を追悼する記事を通し、『彼らは私たちだったかもしれない』との思いをもちたい」と呼び掛けた。

 探査機「はやぶさ2」からカプセルが地球に帰還(昨年12月)など「暗闇の中の希望のようなニュースを大きく取り上げたい」とも話した。

 さらに児童たちは、この日の神戸新聞朝刊からコロナ関連の記事を探し、新聞の特長である網羅性を学んだり、昨年1年間の神戸新聞「写真ニュース」からイチオシ記事を選んだりした。               

[写真説明]コロナ差別解消につながる報道を考えた  hukuzumisyou.pngのサムネイル画像