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「命を見つめる責任」 伊丹・笹原小 本紙社員が出前授業

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 新型コロナ報道や震災報道など、新聞の役割について学ぶ授業が1月25日、伊丹市南野6の笹原小学校であり、5年生142人が参加した。

   講師を務めた神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーは、差別解消につながる新型コロナ報道として「患者の生の声を伝え、コロナ死者を追悼する取り組みが大切」と話し、「本紙朝刊の『国内・県内感染者数』の表は単なるリストや数字ではない。新聞は命を見つめる責任がある」と強調した。

 17日に発生から26年を迎えた阪神・淡路大震災の報道では「淡路島内の犠牲者62人を忘れないため『阪神・淡路』の正式名を使わなければならない」と話した。

 ワークショップも実施。児童たちは新聞の特長である網羅性や一覧性を知るため、この日の朝刊から新型コロナ関連の記事を探したり、記事に見出しを付けたりして新聞への理解を深めた。レイアウトの仕方も学んだ。

[写真説明]新聞の役割を学ぶ児童たち=伊丹市南野6

※新型コロナ関連の記事は37本でした。