ウオークラリーの体験を新聞にしよう 本紙社員が指導 洲本・洲浜中
2020年11月10日
新聞づくりや新聞記者の仕事を学ぶ授業が11月9日、洲本市塩屋2の洲浜中学校であり、1年生41人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
同校では11日、旧益習館庭園など校区内をめぐるウオークラリーを実施し、生徒たちは体験を新聞にする予定。三好アドバイザーは、記事は、大事なことから書く「逆三角形」で▽5W1Hはニュースの基本▽仮見出しを考えてから書き出そう▽レイアウトは、見出しで骨組みを作り、写真、記事の順に配置を考えるーなどと説明。インタビューのコツでは「会話を楽しもう」と呼びかけた。
生徒たちは班ごとに、神戸新聞「写真ニュース」7~11月号からイチオシ記事を選ぶワークショップにも取り組んだ。淡路島から撮影した神戸の虹や、夏を告げる但馬沖の漁火(いさりび)など、写真の美しさに注目した班が多かった。
新聞記者の仕事では、三好アドバイザーが「新型コロナの国内感染者数」の表を糸口に、新聞の特長である網羅性や一覧性について解説した。
[写真説明]班ごとにイチオシ記事を選ぶ生徒たち=洲浜小
生徒の感想 吉岡千陽(ちはる)さん「読む人が分かりやすいよう『逆三角形』を取り入れたい」、三熊空愛(そあ)さん「『インタビューは下調べしすぎない』という言葉が心に残った。その場で思ったことも質問したい」