地域で取材 やりがい語る 三田祥雲館高で講話 本紙記者も登壇
2020年09月18日
三田祥雲館高校（三田市学園１）で９月16日、働く人の話を聞いて職業観を養い、今後の進路選択を考える「職業人講話」があった。銀行職員や医療関係者、新聞記者ら12人の「職業人」が、１年生２４０人に向けて仕事の内容ややりがいを語った。新聞記者は私、北摂総局の喜田美咲が登壇した。
同校では毎年、１年生が文系と理系に分かれるタイミングに合わせて「選択の一助にしてほしい」と同講話を開いており、今回で３年目になる。講師は各教室に分かれて２回講演し、生徒が興味のある分野の教室に足を運んだ。
新聞記者についての講演には、とんでもなく緊張して臨んだ。司会を務める生徒から「入社前後のギャップは？」と問われ、「思った以上に自分の裁量で動ける。だからこそ、気になったことは深掘りできる。休みもちゃんと取れてます」などと答えた。
講演を聴いた畑亮兵さん（15）は「記者は年齢に関係なく、興味のある分野の取材ができるんだと思った」。司会の石井允貴さん（15）は「地域密着の仕事ぶりが分かった。自分は小さい頃から教員を目指しており、そのきっかけを改めて考えることができた」と笑顔で話してくれた。（喜田美咲）＝18日付朝刊三田版
[写真説明]生徒に質問をしながら講話する記者＝三田祥雲館高校（撮影・畑亮兵さん）
