4年生が壁新聞作り 神戸・西舞子小
気になる新聞記事を切り抜き、意見交換しながら壁新聞を作る「まわしよみ新聞」の授業が9月15日、神戸市垂水区狩口台3の西舞子小学校であった。4年生57人が神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーから新聞作りについて教わった。
児童たちは12班に分かれ、神戸新聞の「写真ニュース」5~9月号から記事を切り抜き、それぞれが「なぜ、その記事に関心をもったのか」を発表。全体のレイアウトを考えながら模造紙に貼り付け、記事の感想を書きこんでいった。最後に班ごとに新聞名やトップ記事を決めた理由を発表した。
「コロナに負けない新聞」と名付けた班は、トップニュースに4月の緊急事態宣言を選んだ。コロナ禍の関連記事では、タレント志村けんさんの死去(3月)や、県内の多くの小中学校で短い夏休みの後、2学期がスタートした(8月)などの記事を選んだ班が目立った。神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」が中国に返還されるニュース(5月)も関心を集めた。
三好アドバイザーは、記事は、「5W1H」を正確に取材する▽レイアウトは、写真、見出し、記事の順に配置を考えるーなど新聞作りの基本についても説明した。
[写真㊤]興味のある記事を模造紙に貼り付け、壁新聞を作る児童たち=いずれも西舞子小(撮影・岩田咲希那さん)
[写真㊦]記事を選ぶ児童たち(撮影・杉野利都希君)
NIE授業をきっかけに 新聞クラブは4年2組の4人が活動している小さなクラブです。国語科「新聞を作ろう」で、神戸新聞の三好さんに新聞づくりのこつを教えてもらったり、実際に自分たちで記事を書いたりして、「もっとやりたい」という気持ちになったそうです。11月号は、学校の中に新しく花壇ができたのでそれを作った管理員さんにインタビューしたり、マンガクラブにも協力してもらって4コマ漫画を新聞に取り入れたりしています。出来上がりが楽しみです!(西舞子小学校教諭・中井明香)
中井教諭が子どもたちにインタビューしました。 新聞クラブ発足のきっかけ=「新聞を作ったことが楽しかったから」「本物の新聞を作っている人は1日で作って頑張っているからぼくたちも頑張りたい」▽頑張りたいこと=「クラスのみんなにとって、分かりやすくておもしろいニュースを伝えたい」▽意気込み=「楽しく、おもしろい、また、正確な新聞づくりをしていきたい」