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新聞の表現法知ろう 本紙社員 神戸・伊川谷高で授業

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 新聞の持つ表現力を学ぶ授業がこのほど、神戸市西区伊川谷町長坂の伊川谷高校であり、コミュニケーション類型の1年生30人が神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーの話を聞いた。

   三好アドバイザーは、史上最年少で将棋のタイトルを獲得した藤井聡太棋聖のニュースを例に、事実関係を伝える本記と関連記事、「人」欄、棋譜、コラムなど、さまざまな伝え方があることを説明した。

   新型コロナ報道では「新聞は『有事のライフライン』でありたい」と話し、「信頼できる情報や分かりやすい伝え方、市民の立場に立った提言がいま求められている」と強調した。

 宮前陽登(はると)さんは「新型コロナの詳細な報道に触れ、新聞を読む習慣を身に付けたいと思った」、竹中美咲さんは「記事に表などを入れ、分かりやすく伝えていることが分かった。新聞に興味がわいた」と話した。

 生徒たちは「朝の読書の時間」でも本紙を活用し、今年の「ひょうご新聞感想文コンクール」(神戸新聞社など主催)にも応募する予定。=7月29日付朝刊神戸版