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ハンセン病問題と 新聞報道 本紙アドバイザー 加東・兵教大付属中で授業

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 ハンセン病問題と新聞報道について考える授業がこのほど、加東市山国の兵庫教育大学付属中学校であった。2、3年生9人が、神戸新聞NIX推進部の三好正文アドバイザーの話を聞いた。

 同校では本年度、「判決書で考える人権と社会」をテーマにした選択授業で、ハンセン病問題について学んでいる。今年7月、ハンセン病の隔離政策による元患者家族への差別被害を認め、国の賠償責任を命じた判決が確定した。

 三好アドバイザーは、訴訟の原告となった人たちに取材した本紙連載「引き裂かれた子どもたち」などを紹介し、「人権を守るのが新聞の使命。根強い差別を解消するには、被害者の肉声を伝えることが大事」と強調した。

 今後、生徒らは神戸新聞の新聞作りアプリ「ことまど」を使って、ハンセン病問題を新聞にまとめる予定で、原稿の書き方やレイアウトについても学んだ。=9月20日付朝刊北播版

[写真説明]生徒に報道や新聞作りの授業をする三好正文アドバイザー=兵庫教育大学付属中学校