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「平成の災害」テーマに学習 舞子高  本紙記事読み意見発表

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 舞子高校(神戸市垂水区学が丘3)で6月21日、神戸新聞NIX推進部の三好正文アドバイザーによる防災授業が行われ、環境防災科の3年生39人が受講した。

 同校では約2週間、阪神・淡路大震災をはじめ、神戸新聞が報道した県内外の災害記事や写真パネルを校内に展示、全校生徒や地域住民が見学した。

 「平成の災害」をテーマに授業を行った三好アドバイザーは、阪神・淡路当日、全壊した三宮の神戸新聞社本社で宿直勤務だったことや当時の被災状況などを説明。平成に相次いだ地震、水害、火山噴火などについても解説し、「新潟・山形の地震など、令和に入っても災害が発生している。一つ一つの災害から教訓を学び、命を守ってほしい」と強調した。

 また、生徒たちは、気象庁が5月、豪雨災害のリスクを5段階で示す「大雨・洪水警戒レベル」の運用を開始した―との本紙「ひょうご防災新聞+(プラス)」掲載の解説記事を読み、「住民に周知することが大切」などと意見発表した。=22日付朝刊広域版