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新聞紙面作り学ぶ 自由が丘中生120人 三木

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 三木市志染町吉田の自由が丘中学校で5月16日、1年生約120人が新聞の紙面作りを学ぶ授業があり、神戸新聞NIX推進部の吉岡猛逸シニアアドバイザーが指導した。NIXは、NIE(教育に新聞を)など幅広い世代で新聞の活用を図る取り組み。生徒は記事の書き方や見出しの作り方といった基礎知識を深めた。

 吉岡氏はニュースの情報について「5W1H」を基本に挙げ「自分の頭の中だけで終わらせず、いろんな人の話を聞くことで記事に厚みが出る。書くときは大事なことから先に」と強調。紙面配置では上の方に大きな見出しや写真を置くことに触れ「上は重く下は軽くしてバランスを取り、メリハリを付けて。行き詰まったら新聞をヒントに使って」と助言した。

 生徒は今月上旬、2泊3日の日程で、養父市のハチ高原で登山やカレー作りをした野外学習について、新聞にまとめる。実際に付ける見出し3本を考える時間も設けられ、生徒は「仲間との絆を深める3日間」などと発表していた。

 1年三好那奈さん(13)は「感動したことを中心に書き、人の考えも盛り込んでいい新聞を作りたい」と話していた。(井川朋宏)=17日付朝刊三木版

[写真説明]見出しを発表した生徒を指導する吉岡猛逸シニアアドバイザー=自由が丘中学校