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1・17神戸の姿を生徒に 太子高で本紙社員授業

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 阪神・淡路大震災をテーマにした授業が4月26日、太子町糸井の太子高校であり、2年生235人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文アドバイザーが講師を務めた。

 三好アドバイザーは1995年1月17日の阪神・淡路大震災当日、全壊した神戸・三宮の本社で宿直勤務だった。当時の被災状況や平成に発生した主な災害を解説し、「犠牲者一人一人の遺族には深い悲しみがある。人命を守る災害報道を続けたい」などと話した。

  生徒の感想 「自分を守れるよう、人を助けられるよう、防災知識を身につけたい」「被災地での生活の苦労や大切な人を失った悲しみなど、たくさんのことを忘れてはいけない」「被害状況だけでなく、風呂や水道の復旧状況など安心情報を報道したと聞いて新聞の役割を考えさせられた」「被災者が助け合っている姿を書こうとしたことが一番心に残った」