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須磨東高校でキャリア教育講演会

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 将来就きたい職業を考えるため、県立須磨東高校で11月21日、キャリア教育の講演会があった。複数の団体から専門家が講師として招かれ、生徒が希望する職種について仕事内容を説明したり、体験談を話したりした。神戸新聞からは前香住支局長の三上彰規元記者が講師に招かれ、36人の生徒に話した。

 記者には大きく分けて外勤と内勤があり、外勤記者は報道記者と写真記者、内勤記者は見出しをつけたりレイアウトをする整理記者と見出しや写真、文章などの間違いをチェックする校閲記者がいると説明した。三上元記者は入社当初写真記者で、後に報道記者に転向し、内勤記者も経験した。「外勤と内勤のデスクを務めた上、写真記者もやった人は珍しいんですよ」と自己紹介した。

 「平穏な時の外勤記者は面白いの一言に尽きます。自分が知らなかったことをいち早く読者に知らせると、さまざまな反響があります。奇抜な喫茶店やギャラリーなどを紹介してお店の人に感謝されたり、新種の動植物が発見されたときには問い合わせの電話がかかってきたりします」と話す一方で「漁船の転覆事故や冬山での遭難事故など、悲しいことを取材して記事を書くこともあります」と苦労談も紹介した。

 火災や小さな昆虫の接写、祭りなどの報道写真をスクリーンに投影してみせると、生徒たちは興味深く見つめていた。