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学祭の活気を新聞にー神戸学院大附高

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 新校舎に移転して初めての学院祭(文化祭)が開かれた神戸・ポートアイランドの神戸学院大学附属高等学校で9月17日、生徒が取材・編集して発行する新聞作りが行われた。「教育に新聞を」(NIE)事業の一環として神戸新聞が協力。号外発行車「めぐる君」が出動し、プロの記者が作った号外と併せ、生徒が制作した特別号2種類も印刷し、生徒や保護者、来場者を喜ばせた。

 同校は神戸市兵庫区会下山にあった校舎から、今年、ポートアイランドに建設中だった新校舎に移転。新しい環境で初めて開く学院祭会場で新聞を発行しようと、生徒会有志らが立ち上がった。事前に神戸新聞本社を訪問して、新聞作りの基礎を学習したほか、新聞製作ソフトを使いこなす練習を重ねてきた。

 いざ取材が始まり、届いた原稿や写真で紙面をレイアウトしていったが、足りない写真や原稿が続出した。高校生新聞の応援に参加していた元神戸新聞記者たちが写真の撮影方法や余白ができてしまった紙面の解消方法を指導。高校生記者たちは時間に追われながらも、知恵を絞って新聞を制作していく苦労に舌を巻いていた。

 レイアウトを担当した2年生の水嶋健太君は「新聞を作る苦労が分かった。でも、とても楽しく充実感でいっぱいです」と笑顔で印刷の様子を見守っていた。