「SDGs を地域社会に実装する」
SDGパートナーズ社代表取締役CEO
田瀬 和夫 氏
神戸新聞情報文化懇話会の5月例会が31日、神戸市中央区の神戸メリケンパークオリエンタルホテルでありました。SDGパートナーズ社代表取締役CEOの田瀬和夫さんが「SDGsを地域社会に実装する」と題してオンラインで講演しました。
田瀬さんは1967年福岡市生まれ。92年に外務省に入り、「人間の安全保障委員会」事務局で勤務後、国連事務局人間の安全保障ユニット課長などを歴任。2017年に独立し、SDGパートナーズを設立しました。
講演では、人類の夢を「世代を超えて、全ての人が自分らしく、よく生きられる」ことと定義。15年に国連総会で採択された持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる17の目標に触れつつ、「目標はその世界観を達成するための手段。個人や企業が、それぞれ大きな思想を基に取り組む必要がある」と強調した。
企業がSGDsに取り組む意義や、実現に向け鍵となる思考法にも具体例を交えながら言及。さらに、企業の役割について「環境と経済を両立させる『プラスサム資本主義』など新しい概念を社会で共有し、好循環を生み出すことに期待したい」としました。
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