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2021年6月例会

「アニメーション映画における美術監督の仕事について」

アニメーション映画・美術家
  山本 二三 氏

 神戸新聞情報文化懇話会の6月例会が29日、神戸市中央区の神戸メリケンパークオリエンタルホテルであり、スタジオジブリなどの作品で背景画を担当してきた美術家の山本二三(にぞう)さんが「アニメーション映画における美術監督の仕事について」と題して講演しました。
 山本さんは1953年、長崎県五島市出身。東京の美術系専門学校を卒業後、宮崎駿監督が演出した「未来少年コナン」を皮切りに、「火垂(ほた)るの墓」「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」など多くの作品で美術監督を務めました。
 「火垂るの墓」では、「(舞台の)神戸は花崗(かこう)岩が多く、土を描く際に赤みを出した」「焼け跡の色合いが分からず、昔の映画で学んだ」などのエピソードを披露。宮崎監督にはよく「美しい雲を描いてほしい」と言われたといい、空や雲について自ら知識を深めた経験も話しました。
 これまで手掛けた多くの作品は、五島列島の自然を見て育った影響が大きいという。10年前からは故郷のさまざまな表情を描く仕事に取り組み、作品集「五島百景」がこのほど完成した。「都会に出て初めてふるさとの素晴らしさを知った。少しは恩返しができたかな」と語っていました。

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