「我が野球人生」
野球解説者
阪神タイガースシニアエグゼクティブアドバイザー
掛布 雅之 氏
神戸新聞情報文化懇話会の12月例会は21日、神戸市中央区波止場町のホテルオークラ神戸で開催しました。
野球解説者で阪神タイガース・シニアエグゼクティブアドバイザーの掛布雅之さんを講師にお招きし、「我(わ)が野球人生」と題してご講演いただきました。
掛布さんは1974年に習志野高校からドラフト6位で阪神入りし、三塁手として活躍し、3回のホームラン王に輝いた。88年に現役引退。2016、17年のシーズンに2軍監督を務めました。
2軍監督時代、選手たちにやりたい野球をしてほしいと考え、「違った道を行こうとしても黙って見ていた。試合で結果が出なかったときに声を掛けると選手たちは自分の間違いに気付く。それが一番の仕事だった」と話しました。
話題は金本知憲前監督の辞任にも広がり、「あれは解任劇。阪神のあしき伝統が出た。球団内で続投か辞任かの意見をぶつけずに辞めさせたのがまずかった」と苦言を呈し、来期のキーマンとして投手は藤浪晋太郎選手、野手は鳥谷敬選手を挙げました。
講演後、掛布さんを囲んで懇親パーティーがあり、井戸敏三県知事や久元喜造神戸市長ら約160人が出席しました。
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