「神戸市と神戸経済の
成長のために
~持続可能な大都市経営~」
神戸市長
久元 喜造 氏
神戸新聞情報文化懇話会の4月例会は23日、神戸市中央区波止場町のホテルオークラ神戸で開催しました。
久元喜造神戸市長を講師に招き、「神戸市と神戸経済の成長のために~持続可能な大都市経営~」と題してご講演頂きました。
久元市長は総務省で自治行政局長などを歴任。2012年11月から神戸市副市長、13年11月から神戸市長を務め、現在2期目。
講演では、人口減対策として、陸海空のインフラ整備の相乗効果や、都心・三宮の再整備による回遊性向上などの狙いを解説。人口減少が目立つ西区や北区では駅前再開発を積極的に進めており、「鉄道網が発展している神戸は、駅前に開発余力がある。できるだけ便利な駅前に人口を誘導していく必要がある」と述べました。
また、次世代産業の育成では、水素関連や海洋産業のほか、デザインや広告、情報サービスなどの「都市型創造産業」の必要性を強調。「世界的に集積が盛んな都市は、活力や経済力を高めている。起業しやすい街として国内外に発信していくことが、将来の一つの道筋になるのではないか」と話しました。
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