「脳が若返る快眠術~
ぐっすり眠って認知症予防」
(有)スリーピース代表
快眠セラピスト
三橋 美穂氏
神戸新聞情報文化懇話会の7月例会は25日、神戸市中央区のANAクラウンプラザホテル神戸で開催。快眠セラピストの三橋美穂さんに「脳が若返る快眠術~ぐっすり眠って認知症予防」と題してご講演頂きました。
三橋さんは「よい睡眠が取れないと、集中力や記憶力が落ち、認知症のリスクが高まる」と指摘。日本人の平均睡眠時間は世界的にも短く、日常生活に支障をきたす6時間未満が4割を占めており、「日本人の睡眠不足による経済損失は年間1380億ドルに上る」という試算を紹介しました。
25歳で7時間、45歳で6時間半、65歳で6時間の睡眠が目安で、午前10時~正午に意識がはっきりしているかがバロメーターといいます。夜中に何度も覚める人には、「布団にいる時間を短くして睡眠の質を高めるのも一つの手」としました。良質な睡眠の秘けつとして、「毎朝同じ時刻に起きる」「昼寝は正午~午後3時に20分以内」「入浴して体温のメリハリをつける」などとアドバイス。就寝前のアルコールや夜食を避け、体形にあった枕やマットレスで睡眠環境を整えることを勧めました。最後に、枕の選び方や就寝前のリラックス法を実演しました。
(C)神戸新聞社 ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。