日本ならではのグローバル化とは?
株式会社ジャーマン・
インターナショナル
代表取締役
ルース・マリー・ジャーマン 氏
神戸新聞情報文化懇話会の6月例会は27日、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)で開催しました。米国出身の経営コンサルティング会社代表取締役ルース・マリー・ジャーマンさんを講師に招き、「日本ならではのグローバル化とは?」と題して講演頂きました。
ジャーマンさんは1988年、就職を機に日本へ。短期滞在の外国人ビジネスマン向け住居運営などの新規事業を手掛け、欧米系女性では初めて宅地建物取引主任者の資格を取得。日本国内外で得た知見を生かして5年前に起業しました。
住み始めたころと比べ「近年、猛スピードで国際化が進んでいる」と指摘。新入社員時代、クリスマスに働くことが受け入れられず、意を決し上司に訴えるとすんなり休めた経験を基に「グローバル化とは互いに大事なものは守りつつ歩み寄ること。異なる点を否定せず、面白がる企業風土をつくればうまくいく」と話しました。
また、「日本が何か変わる必要はないが、説明力は必要。インバウンド(訪日外国人観光客)に商品やサービスをもっと詳しく説明すれば、高価でも確実に売れる」と、堂々とコミュニケーションを取り、消費への導線をつくる大切さを訴えました。
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