「今どきのメンタルヘルス事情と対策法!
~ストレスチェック制度が始まる~」
産業医科大学産業衛生教授
ファームアンドブレイン代表
浜口伝博氏
神戸新聞情報文化懇話会11月例会は17日、ANAクラウンプラザホテル神戸(神戸市中央区北野町1)で開かれました。産業医科大産業衛生教授の浜口伝博(つたひろ)さんに「今どきの、メンタルヘルス事情と対策法!~ストレスチェック制度が始まる~」と題して講演頂きました。
浜口さんは1958年生まれ。85年に産業医科大医学部を卒業後、東芝、日本IBMなどで専属産業医を約20年務めた。現在は開業型の産業医として複数企業を担当、メンタルヘルス対策に関する講演活動にも取り組まれています。
講演では、近年増える「新型うつ」について解説。「人格形成の未熟」が原因であることが多いといい「心情をくみ取りつつ教育してほしい」と話しました。
また、12月1日施行の改正労働安全衛生法により、一定規模以上の事業所で義務化されるストレスチェックについても説明しました。
不健康な職場環境がメンタルヘルスを悪化させることを指摘。診断をふまえ「事業者が労働者に対し労働時間削減など改善に取り組むと宣言することが重要」と訴えました。
(C)神戸新聞社 ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。