「ラジオから笑いでエール~被災地とともに歩んだ29年」
シンガーソングライター、ラジオパーソナリティー
ばんばひろふみ 氏
神戸新聞情報文化懇話会の12月例会が17日、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(中央区波止場町)で開かれました。シンガー・ソングライターでラジオパーソナリティーのばんばひろふみさんが「ラジオから笑いでエール~被災地とともに歩んだ29年」と題して話し、長く情報を発信し続けた神戸を「第二の古里」と言い表しました。
ばんばさんは、阪神・淡路大震災が起きた1995年の4月にラジオ関西で「ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!」を始めたが、当初は傷ついた神戸で自分に何ができるかと思い詰めたといいます。「被災された方に明るくいてほしい」と、聞いた人が笑顔になれる内容を心がけました。
京都の実家がお茶屋を営んでいて、きらびやかな世界に憧れました。中学2年の時、レコード店で買ったビートルズのアルバムを聴いて衝撃を受け、ギターを始めたといいます。
75年リリースの代表作「『いちご白書』をもう一度」は自身の青春と振り返った後、「時代を切り取った作品。語り継ぎたい」と、アコースティックギターで弾き語りました。病気もあり、1年間のブランクがあったというが、情感を込めて力強く歌い上げ、大きな拍手が送られました。
(C)神戸新聞社 ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。