神戸新聞情報文化懇話会８月例会は、前国家安全保障局長で兵庫県警本部長も務められた北村滋さんを講師に迎え、「経済安全保障とは何か」と題してお話しいただきます。
　北村滋さんは1956年、東京都生まれ。東京大学法学部を卒業後、1980年に警察庁入庁。83年フランス国立行政学院に留学。92年に在フランス大使館一等書記官、97年に長官官房総務課企画官、2002年徳島県警察本部長、警備局警備課長などを経て06年に内閣総理大臣秘書官（第１次安倍内閣）。09年に兵庫県警察本部長、警備局外事情報部長などを経て11年、野田内閣で内閣情報官。第２～４次安倍内閣で留任し特定秘密保護法を策定・施行。内閣情報官としての在任期間は7年８ヶ月で歴代最長。19年には第４次安倍内閣の改造に合わせて国家安全保障局長・内閣特別顧問に就任。同局経済班を発足させ、経済安全保障政策を推進。20年の菅内閣で留任。同年には米国政府から国防総省特別功労章。21年退官。22年オーストラリア政府からオーストラリア情報功労賞。現在は北村エコノミックセキュリティ代表。