神戸新聞情報文化懇話会の５月例会は２５日、神戸市中央区波止場町の神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開催。ＮＨＫの生活情報番組「ためしてガッテン」の元演出担当デスクの北折一さんに「ガッテン流！生活常識、大逆転のススメ」と題してご講演頂きました。

　北折さんは１９８７年にＮＨＫ入局。９５年に「ためしてガッテン」の立ち上げに参加し、１８年間番組制作にあたられました。２０１３年にＮＨＫを退職した後は、健康教育分野を中心に講演や執筆活動をされています。

　北折さんは、同番組の裏話を交えつつ、健康やダイエットについて持論を展開。ダイエットの鉄則は「ゆっくり落とすに限る」とし、７カ月で１４キロ減量した自身の経験を踏まえ、毎日朝晩、体重を量る「計るだけダイエット」を提案。突然死の危険性もある生活習慣病の怖さを挙げながら「家族を愛しているなら、死亡率（脂肪率）を下げるのは大人のたしなみ」と話されました。

　また、無料の〝やせ薬〟として満腹中枢を刺激するホルモンの一種「ヒスタミン」を紹介。顎の筋肉を使うことで分泌されるため、「かむ」ことを強調。「かむと脳も刺激され、やる気もアップする」と語りました。