記者派遣

里山体験を新聞記事に 児童9人が出前授業参加 養父・宿南小

250701syukunamisyou.jpg

神戸新聞アドバイザーが講師に

 養父市八鹿町宿南の宿南小学校で、児童らが校区の里山を探検した体験を神戸新聞記者の指導で記事にまとめる出前授業があり、3、4年生の9人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE(教育に新聞を)実践指定校で、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 里山体験は5月、奥三谷地区で実施し、子どもたちはのこぎりで木を伐採したり、植物を探して名前を書き込むネーチャービンゴを楽しんだり、まき割りをしたりした。

 三好アドバイザーは、人家のそばにある里山の自然の大切さを伝えて「イチオシニュースを詳しく書こう」「山のにおいや鳥の鳴き声、川の音を具体的に表現しよう」と呼びかけた。

 児童らは「木を切ったのが一番楽しかった」「川でサワガニを捕ったよ」「みんなで食べた弁当がおいしかった」「グミの実を食べた」などと発表。楽しかった記憶をたどり、5W1Hに沿って記事を書き、見出しを付けた。

 4年の小川煌琥(おうが)さん(10)は「新聞の作り方や見出しの付け方が分かった。サワガニの卵を見つけたことを記事にした」と話した。=7月9日付神戸新聞朝刊但馬版

[写真説明]里山での体験を新聞記事としてまとめる児童たち=宿南小学校

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。