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250802nieheimaku.jpg各新聞社の関連記事を紹介しています

 「第30回NIE全国大会神戸大会」(主催=日本新聞協会、主管=兵庫県NIE推進協議会・神戸新聞社)が7月31日~8月1日、神戸市内で開かれ、全国各地から教育やメディア関係者約1800人に参加いただきました。

  多様なメディアと情報にどう向き合うか、教育現場でどう新聞を活用するかについて考える2日間になりました。酷暑の中、全国から参加いただき、ありがとうございました。  

 記事(神戸新聞)はこちらからお読みいただけます。

神戸でNIE全国大会開幕 新聞生かし命守る教育を

基調提案 行動する力 新聞が育む

佐渡さん スーパーキッズと熱演 NIE神戸大会で開幕演奏

ファッション都市 神戸からドレス作品を発信 「新聞女」西沢さん NIE神戸大会

新聞で学んで 教育現場の活用例をブースで紹介 NIE神戸大会

NIE全国大会閉幕 防災、平和 新聞で深めた学び

活動をポスターで紹介 全国71校・団体・新聞社 NIE神戸大会2日目

大学、職場でも新聞活用を 実践の教員ら討議 NIE神戸大会2日目

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 記事(読売新聞)はこちらからお読みいただけます。

情報とは 思い語る 小川洋子さん「小説のヒントの宝庫」 全国大会開幕

「ツッコミ」や漫画 活用術 全国大会閉幕 実践発表など

8月2日付朝刊淡路版「ミニコミ紙 地域交流 分科会 洲本高取り組み」.pdf

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記事(朝日新聞)はこちらからお読みいただけます。

教育に新聞を、神戸で全国大会

「教育に新聞を」神戸でNIE全国大会 作家の小川洋子さんが講演

NIE全国大会、閉幕

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 記事(毎日新聞)はこちらからお読みいただけます。

8月1日付朝刊社会面・兵庫県版「情報が世界広げる 小川洋子さん講演」、2日付朝刊兵庫県版「紙面上に『生徒の興味』 県内教員らが事例報告」.pdf

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 記事(新潟日報)はこちらからお読みいただけます。

小学生防災士の活動を紹介! 新発田市の小学5年生・大竹葵さんらのポスター展示 神戸でNIE全国大会

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記事(愛媛新聞)はこちらからお読みいただけます。

8月19日付~20日付朝刊生活面 パネル討議.pdf

8月21日付朝刊生活面 実践発表より 新聞データベースの活用.pdf

 ※愛媛県からの大会参加者の感想はこちら(愛媛新聞オンライン)からお読みいただけます。

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 記事(下野新聞)はこちらからお読みいただけます。

8月8日付朝刊1面「雷鳴抄」.pdf

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記事(琉球新報)はこちらからお読みいただけます。

防災・減災教育における新聞の役割議論 NIE全国大会、神戸で開幕

8月24日付朝刊特集面「いのち守る学びへ」.pdf

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記事(産経新聞)はこちらからお読みいただけます。

8月1日付東京本社版・大阪本社版朝刊3社面「『情報氾濫時代、新聞の活用を』 神戸でNIE全国大会」

8月16日付東京本社版朝刊 学ぼう産経新聞増刊号「新聞記事に『ツッコミ』を NIE全国大会 北神戸総合高が公開授業」/8月27日付大阪本社版夕刊2社面

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記事(山陽新聞)はこちらからお読みいただけます。

8月29日付朝刊12面「新聞から時代読み命守る」.pdf

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記事(岩手日報)はこちらからお読みいただけます。

8月21日付朝刊10面「時代読み解き命を守る」.pdf ※岩手日報社の許諾を得て転載しています

 「第30回NIE全国大会神戸大会」(7月31日~8月1日、神戸市内)が閉幕しました。全国から教員やメディア関係者ら約1800人が集った大会を参加者のリレー寄稿で振り返ります。

① NIE俳句 松山から神戸へつなぐ

② 豊富小中学校のNIE実践

③ 浜脇中学校のNIE実践

④ 特別支援学校のNIE

⑤ 夜間中学のNIE

⑥ 77枚のNIEポスター 1

⑦ 77枚のNIEポスター 2

奈良女子大学附属中等教育学校ならふく

中学3年 災害に学ぶメディリテラシー=出展されたポスター㊨250904narajyotyuu3.JPEG

【神戸大会資料集のメッセージ】
 新聞における災害報道をテレビや交流サイト(SNS)といった他のメディアの情報と比較することで、各メディアによる特徴や違いを認識すること、また災害という非常時においても自ら適切に情報を選別し、その情報を判断することのできる批判的思考力を養うことを目指した探究について報告する。

高校2年、1年 高校新聞を用いた教育の可能性と課題―高校生の自主的な探究の学びー=出展されたポスター㊧㊦が高2、㊨㊦が高1

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    【神戸大会資料集のメッセージ】
 本発表では、奈良女子大学附属中等教育学校の高校1年生の自主的な探究活動である、学校及び地域の防災機能や意識向上の活動を発表する。また、高校2年生はフェイクニュース時代にあって「リアル」な情報の重要性を理解する体験的な学びとして、修学旅行に新聞を活用した学びについて提案する。

【感想】
 神戸大会では、本校から中学3年、高校1年、高校2年の3チームがポスター発表の機会をいただいた。フェイクニュースが氾濫する時代にあって、中高生が自分自身の課題として考え、具体的な提言を行えたことは、神戸大会で発表の機会をいただけたからこそと感謝している。
 発表の時には、NIEの実践者や各新聞社の皆さまからたくさんの質問や、励ましの言葉をいただき、生徒たちにとって大きな喜びであった。こうした機会は昨年度の京都大会から設けられたが、本年度も継続実施していただき、NIEの全国大会が教員のみならず、児童生徒たちの探究的な学びをも活性化させる場となっていると実感している。

二田貴広(奈良女子大学附属中等教育学校教諭)

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帝塚山大学教育学部(奈良県)

シチズンシップを育む新聞スクラップと投書活動=出展されたポスター250904tedukayamadaigaku.JPEG

【神戸大会資料集のメッセージ】
 社会への関心を高めるため、1年生から週1回教育に関する新聞記事をスクラップして、意見を書いてファイルにまとめている。スクラップした記事を交流する活動や、自分の考えを投書欄に投稿する活動も続けている。よりよい社会の実現のために、社会での出来事を自分ごととして捉え、主体的に考え行動する力が育っている。

【感想】   
 参加者から実践の評価をいただき、学生は次のように振り返っている。
「新聞を活用することにより、社会への関心を高め、社会との関わり方を学ぶ機会になっている」「名刺をいただいた。このようにして人と人の輪は広がっていくのかなと思った」「新聞を使って、いろいろな教育ができるのだと改めて知ることができた。新聞を活用した授業を行っていきたい」
 ポスター発表を通して、学生は「新聞スクラップ」や「投書活動」の意味を改めて考える機会になったようである。今後、社会に積極的に参加する知識や能力を身に付けさせる教員になり、学んだことを生かしていくことが期待される。

徳永加代(帝塚山大学教育学部こども教育学科教授)

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  NIE全国大会神戸大会2日目(8月1日)では、昨年の京都大会に続いてポスター発表が行われ、北海道から沖縄まで全国各地の71校・団体・新聞社が77枚を出展した。

 発表者がポスターそばで説明するポスターセッションは、各校の教諭や児童・生徒のプレゼンが好評だった。

 発表した学校や個人に感想を寄せてもらった。

[写真説明]発表する甲南小6年生=8月1日、甲南大学岡本キャンパス

甲南小学校(神戸市東灘区)

地域のきずなを!=写真㊨、出展されたポスター3枚のうちの1枚

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【神戸大会資料集のメッセージ】
 神戸市東灘区。海と山が迫る神戸らしい坂道の多い町。その風光明媚(ふうこうめいび)な町では、毎年5月の連休に「東灘だんじり祭り」が行われる。地域の方々と一緒に汗を流し、大声を出しながら「だんじり」を引く経験を記者になったつもりで記事に書いたり、調べたりしたものを発表したい。低学年で行った活動が中学年、高学年にどのようにつながっていくのか、その様子も一緒に発表する。

【感想】
 号外! 6年生が目の前を歩いていらっしゃるゲストに号外を語る!!
 5月の「東灘だんじり祭り」に参加し、実際にだんじりを引いた6年生。その中の9人の仲間がポスター発表当日、生の、自分の声で、言葉で号外(ポスター)についてセッションする貴重な経験ができた。
 だんじりを引き、道の真ん中から見える景色。一日中鳴り続けるお囃子(はやし)。屋根の上やだんじりの前で統率のとれた踊りを見せる若い衆。だんじりの動きに合わせて変化する掛け声。他のだんじりと出合ったときの独特の答礼等々。
 子どもたちが感じたままの「30秒号外発表」を何度も繰り返し、その都度いただく、温かい拍手と質問が何よりのご褒美だった。ホールや教室で着席しているゲストを前に話す機会はある。けれどもこのような形で話を伝える経験はめったにないだろう。この機会をいただけたことを心から感謝したい。

宮下尚也(甲南小学校教諭)
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新潟県新発田市立東小学校5年 大竹 葵さん

新聞から広がる防災の輪=出展されたポスター、写真㊨250904ootakeaoi.JPEG

【神戸大会資料集のメッセージ】
 私は能登半島地震に衝撃を受け、もっと防災について知りたいと思い、防災士の資格を取った。新聞で紹介されたことで、地域や施設の方々、同じ防災士の資格を持つ県外の小学生とつながることができた。また、地域で日頃から災害に備えていることも発信できた。防災の輪からさらに広げてゆけるものを追求したい。

【感想】 
 私は、防災士の資格をとったきっかけやその後の活動をポスターにまとめた。このポスターを作るときに工夫したことは、色分けして読みやすくしたところだ。書くときには、新潟日報の方がレイアウトを考えるのをサポートしてくれた。見出しを考えるのが楽しかった。
 発表中はいろいろなな人が質問をしてくれたが、防災士という存在を知らない、または知っているが何をするかは曖昧という人が多かった。今後は、いろいろな人に防災士や防災の知識を知ってもらうために、さまざまな活動を率先してやっていきたいと思う。新聞作りもとても勉強になったので、これからもNIE活動があるときは率先して、活動に取り組みたいと思う。

大竹 葵(新潟県新発田市立東小学校5年)

[写真説明]ポスターの内容や防災活動について説明する大竹葵さん=8月1日、甲南大学岡本キャンパス

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