記者派遣

SDGsを学び、新聞にまとめよう 神戸・滝川中で出前授業

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 神戸市北区大沢町、NPO法人「Peace&Nature」大沢ベースで行うSDGs学習を前に、5月20日、滝川中学校(神戸市須磨区宝田町2)で出前授業があり、1年生208人が現地取材のノウハウを学んだ。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 生徒たちは5月30日、SDGs学習の一環として、竹林の適正な管理や竹製品・竹パウダー製造などに取り組み、見聞したことを新聞にまとめる。SDGs学習と新聞製作は、同校が数年前から続けているプログラムで、今年夏の「第30回NIE全国大会神戸大会」でポスター発表する。

 授業で、三好アドバイザーは「5W1Hを押さえた上で、興味をもったことを詳しく、具体的に聞こう」「現地で感じるにおい、音、声、味、雰囲気などをメモしよう」と呼びかけた。

 さらに、「SDGsを身近な、自分ごととして考えることが大切」「SDGsの世界レベルの達成度は危機的状況だけど、みんなが諦めないことが大事」と強調した。

[写真説明] Peace&Natureで体験したいことを話し合う生徒たち=滝川中学校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

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 「Peace&Nature」大沢ベース(神戸市北区)でのSDGs体験を新聞にまとめようと、滝川中学校の1年生208人が6月3日、同市須磨区宝田町2の同校で、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーから新聞作りのポイントを教わった。

 生徒たちは5月30日、現地で竹を伐採したり、竹製品を作ったり、こもだる作りを見学したりした体験を数人のグループごとに新聞をまとめる。

 授業で、三好アドバイザーは「SDGsを強く意識しながら記事を書こう」と呼びかけ、記事に具体的な話を入れる▽ディテール(細かいところ)を書く▽メインの見出しに一番言いたいことを書くーなどとアドバイスした。

 紙面レイアウトの要点も説明。記事や写真はほどよい量を心がけた上で、トップや真ん中(ヘソ)の記事を目立たせる▽大きな見出しを上の方に置くーなどをあげた。

[写真説明]自身のイチオシ記事は何か―。30字にまとめる生徒たち=滝川中学校