「2025年大阪・関西万博の最新動向について」
2025年日本国際博覧会協会理事・副事務総長
髙科 淳 氏
神戸新聞情報文化懇話会の6月例会が27日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルであり、2025年日本国際博覧会協会理事・副事務総長の髙科(たかしな)淳さんが、2年後に迫った「大阪・関西万博」の最新の動向について講演しました。
髙科さんは経済産業省(当時の通商産業省)に入った後、観光庁審議官や内閣官房国際博覧会推進本部事務局次長などを務めました。
同万博ではこれまで、基本計画の策定をはじめ、ロゴマークや公式キャラクターの決定などをしてきました。髙科さんは今年の位置付けを「機運盛り上げと実行実現の年」としました。
4月には岸田文雄首相らを招いた起工式があったほか、会場の最寄りとなる新駅の建築が進んでいることを紹介。全国の鉄道駅や空港でPRしていることもあり「関西以外の地域でも徐々に認知度が高まっていると実感する」と述べました。
また、事業協賛や催事参加、営業参加など、万博に携わるさまざまな形態があると強調。車のナンバープレートを万博仕様にしたり、社内報で万博を紹介したりと「どんな形でもよいので参加してもらえれば楽しさが分かります」と呼びかけました。
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