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2020年11月例会

「5Gでビジネスと社会はどう変わるのか」

株式会社 企(くわだて) 代表取締役・慶応大大学院特任准教授
 クロサカ タツヤ 氏

 神戸新聞情報文化懇話会の11月例会が18日、神戸市中央区の神戸メリケンパークオリエンタルホテルであり、コンサルティング会社「企(くわだて)」代表取締役で慶応大大学院特任准教授のクロサカタツヤさんが「5Gでビジネスと社会はどう変わるのか」と題して講演しました。
 クロサカさんは1975年、東京都出身。慶応大大学院修士課程を修了後、三菱総合研究所を経て同社を設立した。通信・放送分野に精通し、総務省や経済産業省などの政府委員も務めてきました。
 講演では次世代通信規格「5G」について、高速化や大容量化などの特性を紹介し、普及が進まない理由としては、現行の「4G」に比べると電波が遠くに飛ばない点を指摘。基地局の増設を課題に挙げる一方、「解決策を提示すればビジネスチャンスになる」と説明しました。
 海外では5Gを活用してスーパーのレジ精算が不要になったり、病院がコロナ禍で遠隔診療を実施したりしているといい、「産業界の要望も強く、数年後には確実に普及する」と断言。「(5Gは)4Gの延長上にあるのではなく、別物として社会を変える」と強調しました。

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