「2025年に向けて思うこと」
関西エアポート(株)代表取締役社⾧ CEO
山谷 佳之 氏
神戸新聞情報文化懇話会の1月例会が29日、神戸市中央区波止場町のホテルオークラ神戸でありました。関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長が「2025年に向けて思うこと」と題して講演されました。
山谷さんは大阪府出身。神戸大農学部を卒業後、オリエント・リース(現オリックス)に入社。オリックス不動産社長などを経て、15年12月から現職。
18年の3空港の総旅客数が約4830万人と、世界の空港ランキングで33位に相当すると紹介し、「3空港の現在の施設を最大限に活用して航空需要を大きくしたい」と意欲を示しました。
神戸空港については、新たな滑走路の建設が難しい時代背景に触れた上で、「大阪湾には(関空に加えて)中部国際空港がもう一つあるようなもの。とても大切にしたい」と力を込めました。
一方で「さらに規制緩和を進めたいと思うが、(神戸・三宮と空港を結ぶ)ポートライナーの輸送力は大丈夫か」などと述べ、空港の機能アップとアクセスの改善を同時に進める必要性を強調しました。
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