■神戸新聞記者が講師に
日本新聞協会のNIE(教育に新聞を)実践指定校である姫路東高校(姫路市本町)で、「記者の仕事・新聞の役割」をテーマにした出前授業があった。神戸新聞姫路本社の真鍋愛記者が講師を務め、3年生約90人が耳を傾けた。
真鍋記者は姫路本社で同市政などの取材を担当している。丹波総局記者や佐用支局長を務めた経験から「少子高齢化など、全国的な課題の実例が地方に多くある」と説明した。
姫路城入城料について、18歳以上の市民と市外在住者の二重価格が今春始まったことを記事を使って紹介した。姫路市長の発言から紆余(うよ)曲折を経て実現した経緯に触れ、「二重価格は全国の先行事例となった。行政の動きや市民の思いを細かく何回も書いてきたし、これからも追いかけたい。地方紙の記者の魅力は、地域の出来事を伝え、記録すること」と語った。
「忘れられない取材」には、交通事故で亡くなった女子中学生の父親へのインタビューを挙げた。「自分や神戸新聞を信頼し、話してくれた遺族の思いに記事で応えようと、悩みながら書いた」と振り返った。
授業を受けた高部友貴さん(18)は「遺族取材は、事故や災害を自分事として考えてもらう意味があると聞き、大切だと思った」と感想を述べ、信藤(のぶとう)駿介さん(17)は「記事を書くときの言葉選びが難しいと思った」と話した。(網 麻子)
[写真説明] 「記者の仕事・新聞の役割」をテーマにした出前授業=姫路東高校
=神戸新聞7月16日付朝刊姫路版
