記者派遣

教育関係者ら実践事例発表 神戸でセミナー

朝日・NIE兵庫セミナー.jpg NIE(教育に新聞を)の取り組みについて、教師らに理解を深めてもらう「NIE兵庫セミナー」が7月3日、神戸市中央区の神戸新聞本社で開かれた。 兵庫県NIE推進協議会の主催。 県内の教育関係者ら35人が参加し、実践事例の発表や記者の講演を聴いた。
 
 実践事例発表では、愛徳学園小学校(神戸市)の彦野周子教諭が、児童がつくる「はがき新聞」を通じての平和教育について述べた。 クラーク記念国際高校クラークスマート芦屋(芦屋市)の山千代智也教諭が、記者派遣授業などでより多くの生徒に新聞を読んでもらう工夫を話した。
 
 神戸龍谷中学・高校の黒瀬大亮副教頭が、2月に実施した朝日新聞神戸総局の中塚久美子記者の授業を紹介した。 授業に参加した1、2年生80人が、子どもの貧困や若者施策などを取材してきた中塚記者の話を聞いた。 黒瀬副教頭は「生徒からの質問一つ一つに丁寧に答えてもらった。フェイクニュース関連の質問が多かったが、ネットだけが素晴らしいわけではないこと、反対意見の大切さ、自分が社会の一員であることなどを生徒が理解できた」と述べた。

 神戸新聞の広畑千春記者は「ファクトチェックの取り組み」として講演し、選挙報道や災害時の情報検証について話した。
 
 広畑記者は、SNS上では感情に訴える情報ほど拡散されやすく、誤情報が広がる危険性を解説。 「情報を伝えたくなった時こそ一呼吸置き、情報源や複数の資料を確認してほしい」と呼びかけ、AI(人工知能)時代に必要なメディアリテラシーの重要性を訴えた。(エリアリポーター・伊藤周)
 
[写真説明]実践事例を発表する神戸龍谷中学・高校の黒瀬大亮副教頭=2026年7月3日午後2時52分、神戸市中央区、伊藤周撮影 
=朝日新聞