教員によるNIE実践

気になった記事、さらに探求 西宮浜義務教育学校の30人

Z010511000000726.jpg 教育現場で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)と情報通信技術(ICT)、社会科などを組み合わせた授業が、西宮市の西宮浜義務教育学校(西宮浜4)であった。7年生約30人は気になった記事について、本やデジタル機器を活用し学びを深めていた。

 市教育委員会の渋谷仁崇(しぶたに・よしたか)指導主事=日本新聞協会NIEアドバイザー=が講師を務めた。同校は海の近くにあり、世界の広がりを意識してもらおうと「海でつながる世界と西宮浜」と題して行った。

 新聞の読み方について「記事の5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を捉えれば、情報が正確になる」と説明。生徒は選んだ記事の5W1Hを読み解いた。

 中でもWhere(どこ)は探求の土台になるとし、生徒は選んだ記事に出てくる場所をパソコンの地図上で調べてピンを立て、西宮浜との位置関係を確認。その場所について本で調べ、知識を深めた。

 サッカーのワールドカップで、初出場のカボベルデが強豪のスペインに引き分け、勝ち点を獲得したニュースが気になった女子生徒は、パソコンで国のある場所を調べ、本でアフリカについて学んだ。

 渋谷さんは「調べたニュースのようなことが、もし西宮浜で起きたらどうするか、身近なこととして考えてほしい」と呼びかけた。授業を受けた渡辺実緒里さん(13)は「世界の情報をみんなで共有し、いろんなことに興味が湧いた。新聞を読むいいきっかけになりそう」と話していた。(潮海陽香)

[写真説明]気になった新聞記事を調べ、パソコンに記録する生徒ら=西宮市西宮浜4

=神戸新聞7月2日付朝刊阪神版