「はがき新聞」作りを指導 甲南大の海外留学生に
2025年03月05日
広島での研修旅行の体験を「はがき新聞」にしようーと3月4日、神戸市東灘区岡本8の甲南大学岡本キャンパスで、交換留学のYiJ/SAJプログラムを履修する海外留学生を対象にした講座があった。
留学生はアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスから来日中の26人。3月6~7日、広島平和記念資料館や広島市内各所、宮島を訪れ、体験したことを「はがき新聞」にまとめる。はがき新聞は、はがきサイズの用紙に記事や感想を書き込み、新聞形式で表現する。
講座は、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、作成するときの要点として、簡潔な記事(複数)を「逆三角形」スタイルで書く▽伝えたいことを「見出し」にする▽イラストや写真は読者の興味を引く―などを挙げた。
「現場に行き、ネット検索では分からないことを取材するのが基本。より具体的にインタビューしたり、においや音、声、雰囲気など、ディテール(細かい事実)をメモしたりしよう」と呼びかけた。
インタビューの仕方やインタビュー写真の撮り方もアドバイス。記事に見出しをつけるワークショップも行った。
新聞に親しみ、新聞から情報を入手してほしいーと、新聞の特長(記事の網羅性、一覧性など)や読み方(見出しと前文を読めばおおよそのことが分かる、など)も説明した。
[写真説明]「はがき新聞」作成のポイントを聞く学生たち=甲南大学岡本キャンパス