「笑売繁盛~福を呼び込む法」
落語家
桂 三若 氏
神戸新聞情報文化懇話会の12月例会が11日、中央区波止場町の神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開かれた。落語家の桂三若(さんじゃく)さんが「笑売繁盛~福を呼び込む法」と題し、駄じゃれやユーモアを交えながら話しました。
三若さんは1970年、神戸市出身。94年に桂三枝さん(現文枝)に弟子入りし、全国で落語会を開催するほか、テレビ番組に出演するなど幅広く活躍しています。
大学時代に落語にのめり込み、話芸で人を笑わせる楽しさと難しさに「全く飽きなかった。何歳になってもやりたいと思った」と振り返りました。多くの落語家がいる中で、三枝さんは登場するだけで観客の雰囲気が変わるほどのオーラを放っていたといい、「かっこいいな」と感じて弟子入りしたといいます。
師匠に教わったこととしてまず挙げたのが、「いくらつらくても続けること」。そのためには大声で笑い、健康を保つことが不可欠。
さらに、時代を読む重要性に加え、小手先の技術ではなく人間性を磨くことが大事だと教わったといいます。「毎日鍛練する必要がありますが、どんな業界でも大切なことやと思います」と訴えました。
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