「夢があるから強くなる」
日本サッカー協会相談役
川淵 三郎 氏
神戸新聞情報文化懇話会の8月例会が25日、中央区港島中町6の神戸ポートピアホテルであった。日本サッカー協会相談役の川淵三郎さん(88)が「夢があるから強くなる」をテーマに講演しました。
大学時代にサッカー日本代表に選ばれ、Jリーグ初代チェアマンなどを歴任した川淵さん。人生の転機に、古河電気工業からJリーグの前身組織への出向を挙げました。それまでは出世が目標だったといい「自分の欲ばかり考えてきた。サッカーを日本で盛んにして多くの人に楽しんでもらえるようにしたい」と、初めてビジョンを描いたといいます。
サッカー界に続き、バスケットボールBリーグの初代チェアマンにも就きました。その道のりを講演で振り返り、男子バスケのリーグ統合の旗を振る中で、一方のリーグが抱える15億円の債務が障害だったといいました。
それでも川淵さんは「200億円、300億円と巨大な市場が見込まれるスポーツを、15億円のことで諦めていいのか」と考え、統合を推し進めした。結果的に、Bリーグ設立が興行的に期待を上回る成功となったと指摘し、発想を転換することの重要性を強調しました。
また、Jリーグで昨季2連覇を果たしたヴィッセル神戸にも触れ、「これから混戦が続くが、歴史に残る3連覇を」とエールを送りました。
(C)神戸新聞社 ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。