2024年2月アーカイブ

■愛徳学園小学校(2月15日、対象・5年生21人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「記者の仕事」をテーマに授業を行った。取材の仕方などを説明。三好アドバイザーによる先生へのインタビューと記事作成や、児童同士のインタビュー体験、「神戸新聞ができるまで」の動画放映もあった。

児童の感想

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 新聞記者の仕事を知る出前授業が、愛徳学園小学校(神戸市垂水区歌敷山3)であり、5年生21人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は県NIE推進協議会の独自認定校で、授業で新聞を活用している。

 この日はインタビュー取材の実際として、三好アドバイザーが担任の先生に「好きなもの」をテーマに質問し、その場で記事にしたり、児童たちが互いにインタビューするワークショップを行ったりした。

 三好アドバイザーは「世界各地で戦争や自然災害が相次いでいる。人命と人権を尊重した、より信頼できる情報を届けるのが記者の責務」と強調した。

 授業を受けた樋口璃音(りと)さん(11)は「大切なことから書く『逆三角形スタイル』や、分かりやすい見出しなど、新聞には情報を伝える工夫があることも知った」と話した。=2月20日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]新聞記者の仕事について学んだ出前授業=愛徳学園小学校

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

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兵庫県NIE推進協議会は、第2回NIE(教育に新聞を)「わたしの推し記事」コンクールを開催します。
対象は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の児童・生徒の皆さんです。

新聞のなかから興味のある「推(お)し記事」を見つけて切り抜き、児童・生徒皆さんの目線で、その「紹介、感想、提言」を書いて記事と一緒に送ってください。

締め切りは2024年4月30日必着、結果は同年7月に本協議会ホームページで発表します。

応募方法は下記の応募用台紙、概要などのページをご参照ください。
たくさんの応募をお待ちしております。

応募する児童・生徒の皆さんへ↓
 応募用台紙(説明書付き)は、A3判(※).pdf=A3サイズ1枚、または、A4判.pdf =A4サイズ3枚(A4判は左上を綴じてください)
 (※)A3判は印刷設定で「両面印刷、短辺とじ、用紙サイズA3」を指定してください。モノクロ可。

学校の先生へ↓
 概要.pdf 学校応募用紙Word版.docx

 学校応募用紙はダウンロードして入力できます。1校につき1枚、必ずお送りください。学校応募用紙をダウンロードできない場合は、お手数ですが推進協議会(hyogo-nie@kobe-np.co.jp)へお問い合せください。

※参考:第1回コンクールの結果はこちら

■神戸市立横尾小学校(2月2日、対象・6年生43人) 須磨友が丘高生16人が、29年前の阪神・淡路大震災と元日に発生した能登半島地震を報じた新聞を教材に、防災の大切さを伝える「小高連携授業」を行った。二つの地震の避難所生活の記事を通し、共通点や気づいた点、自身が欲しい支援などを話し合った。

須磨友が丘高校 生徒の感想

神戸市立横尾小学校 児童の感想

※2月2日、須磨友が丘高校の生徒たちが、近くの横尾小学校6年制を対象に行った「震災授業」。2年目になる「小高連携授業」です。両校の先生にねらいや感想をご寄稿いただきました。

須磨友が丘高校 岩本和也教諭

 29年前、地元神戸で発生した阪神・淡路大震災と、今年1月1日に発生した能登半島地震に関する新聞記事を利用して授業を行った。それぞれの地震について、特に避難所について報道された記事から「避難所で困っていること」を読み取り、そこから見える共通点や、どのような支援が必要かを話し合い、さらには「自分たちがどのような備えをしておくべきか」を考えることをねらいとした。

 小学生のグループに高校生がファシリテーター役として入ることで、児童と生徒が意見交流し、学びを深め合うように授業計画を立てた。

 小学生はこの日の授業で、新聞記事をよく読み、問いの答えを読み取ろうとしていた。苦戦している児童もいたが、高校生らのサポートを受けながら、真剣に取り組もうとする姿が見られた。

 その結果、読み取った内容をもとに児童同士、あるいは児童と生徒の間で話し合い、意見交換することができた。複数の新聞を比較することで、時代による変化や、時代を経ても変わらない課題について考えることもできた。高校生にとっては「小学生に教える」という体験を通して、防災に関する意識がより高まる機会となった。

                                           ◆

横尾小学校 吉川拓郎教諭

 2月2日、神戸市立横尾小学校6年生と県立須磨友が丘高校の生徒会による連携授業が行われた。教育に新聞を取り入れる「NIEE」の一環として、2022年度から取り組んでおり、今回が第2弾である。普段、高校生と小学生との接点は少なく、児童たちにとっては非常に新鮮である。前回と同様、「震災」をテーマに授業をしていただいた。

 前回はグループごとに違うテーマについて話し合った。ラジオ放送や避難所の様子など、幅広い話題に触れられるという良さはあったのだが、全体でのふりかえりの際に話題がかみ合わない、さらに、授業後に得られる学びに差があることが課題として残った。その反省から今回は一つの話題に絞ったグループワークをご用意していただいた。

 まず、代表の生徒が実際に東日本大震災の被災地に行って得た経験を話してくれた。その中で、「被災者の生の声から感じたこと」が印象的だった。津波で娘を亡くした母親が「仙台は悲しい場所ではなく、亡くなった娘との思い出が詰まったすてきな場所」と語ったという。一般的に被災地に向けては「かわいそう」という視線を向けがちだが、被災者にとってはその視線がマイナスに働いてしまう、という気づきだった。

 その後、6グループに分かれてワークを行った。各班に高校生が1人ずつ付き、ファシリテーター役を担った。資料として阪神・淡路大震災と能登半島地震の、避難所に関する新聞記事を渡された。阪神・淡路の記事は、ある避難所の一日で起きていることを時系列に紹介し、避難者の思いや混乱が伝わってきた。能登の記事は、東日本大震災の後に、備蓄品の見直しをしたのにも関わらず、全く足りなかったという記事だった。

 いつのときも必要とするものが同じであること、過去に経験した震災の教訓が生かされていないのはもったいないこと―。子どもたちはそれらの記事から感じたことや共通することを出し合った。

 次に「もし、自分たちが避難するならどんなものが必要となるか」を話し合った。まずは暑さや寒さをしのぐもの、食料、トイレなどが挙がった。その後、サッカーボールなど、長期間の穂難所暮らしを見据えて欲しくなる娯楽を考えた児童もいた。

 最後に、代表のグループが話し合った内容を発表した。他の児童も同じ内容を話し合っていたので、うなずきながら話を聞いていた児童が多くみられた。

 授業後の子どもたちの感想を見ていると、授業内容もさることながら、高校生が前で上手に話す姿に感銘を受けている児童が多くみられた。児童と教師のちょうど間の存在として、憧れを抱きやすいように感じた。児童たちにとって得るものの多い時間となったと思う。

 ■西宮市立浜脇中学校(2月9日、対象・2年生約280人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」の授業を行った。「大学の学費無償化」の賛否を問う選挙シミュレーションゲームを通じ、生徒に1票の重さを考えてもらった。関心のある政治課題についてグループ討議も行った。

生徒の感想

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紙とデジタル生かす活用例 中央区で実践発表会

 新聞を授業で活用するNIE活動に取り組む学校の実践発表会が2月8日、神戸市中央区の神戸新聞社で開かれ、学校関係者ら約50人が事例報告に聞き入った=写真=。

 県NI推進協議会の主催。3人の教諭が登壇し、紙とデジタルの両方の特性を交えて活用例を語った。

 姫路市立豊富小中の川村かおり教諭は、壁新聞や専用アプリによる新聞制作を報告。「記事を紙にまとめるか、デジタル機器を使うかは子どもたち自身に考えさせている」と話した。

 尼崎市立南武庫之荘中の中嶋勝教諭は、記事スクラップに感想を添える「新聞ノート」を紹介。回し読みの後、意見集約にデジタル技術を取り入れ、「効率が上がった」と語った。

 県立西宮高の三木美穂教諭は、SDGs(持続可能な開発目標)に関するテーマを記事から探し出し、「新聞ポスター」を作る事例を報告。「一覧性のある紙と便利なデジタルの両方を使い分けたい」と話した。=9日付読売新聞朝刊神戸・明石版

                   ◆

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 「NIE(教育に新聞を)」活動を進める兵庫県内の学校の取り組みを紹介する実践発表会が2月8日、神戸新聞社(神戸市中央区東川崎町1)であった。学校関係者ら約50人が参加し、児童・生徒の学びに新聞を活用する方法を共有しあった=写真。

 新聞社や教育関係者でつくる兵庫県NIE推進協議会が開催。小中学校、高校が3事例を発表した。

 豊富小中学校(姫路市)の川村かおり教諭は、記事の中から特定の文字を探すゲームなど、新聞に触れ合う機会を増やす事例を紹介。児童が校内の委員会活動を取材して記事にするなど、情報発信の担い手にもなっているという。

 南武庫之荘中(尼崎市)では投書欄の記事の「分解」に取り組む。段落を分けているうちに上手な文章の構成に気付き、中嶋勝教諭は「生徒たちが構成をまねして文章を書けるようになった」と効果を語った。

 県立西宮高(西宮市)は持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、課題研究授業で新聞を活用。身近なSDGsの問題を新聞記事から拾い上げて、まとめているという。三木美穂教諭は「紙をめくって飛び込んでくる情報から新たな関心を抱くなど、デジタルと紙をうまく活用できるようになっている」と話した。(鈴木雅之)=9日付神戸新聞朝刊ひょうご総合面

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 新聞を日常に読解能力養う 神戸で実践発表会 

 学校教育に新聞を活用するNIE(教育に新聞を)活動の実践発表会(県NIE推進協議会主催)が2月8日、神戸市中央区で開催され、約50人が参加した。

 姫路市立豊富小中学校の川村かおり教諭は、新聞という紙素材を身近な存在としている学校の日常を最初に紹介。紙とICT(情報通信技術)をうまく使い分ける時期にきていることやメディアリテラシー教育の重要性に触れ、「新聞を通して多角的・多面的な情報を読み取る力をつけたい」と話した。

 尼崎市立南武庫之荘中の中嶋勝教諭は、新聞コラムを書き写すことを通じて見出しを考える取り組みを紹介し、「新聞を読めば人生が変わる」と強調した。県立西宮高の三木美穂教諭は、SDGs(持続可能な開発目標)のテーマに関連する新聞記事を活用して「新聞ポスター」をつくる授業を報告した。=10日付毎日新聞朝刊神戸・明石、阪神、播磨、丹波・但馬版

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NIE授業 先進事例を紹介 神戸 県内学校が実践発表会240208jixtusennhaxtupyoukaisannkei.jpeg

 教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)に取り組む県内の学校による実践発表会が、神戸市中央区で開かれた=写真。教育関係者ら約50人が参加し、工夫を凝らした先進的な事例報告に耳を傾けた。

 冒頭、県NIE推進協議会の竹内弘明会長が、「新聞は、記者がしっかり足を運んで取材し、ニュースの価値を判断したうえで公平・公正に伝えている。新聞を教育に活用することはすばらしい取り組み」とあいさつ。記者講演では、同協議会の三好正文事務局長が新聞の特長として政治、文化など掲載対象が森羅万象であることをあげ、「紙面全体を眺めるだけでも社会の動きを知ることができる」と説明した。

 実践発表では、姫路市立豊富小中学校の川村かおり教諭が、紙面の中から指定した平仮名を探す低学年の授業などを紹介し、新聞に親しむ環境づくりの大切さを訴えた。

 尼崎市立南武庫之荘中学の中嶋勝教諭は、ニュース面だけでなく、投書欄やコラム欄の活用方法を紹介し、教科書では得ることができない学びの利点をあげた。県立西宮高校の三木美穂教諭は、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに、切り取った記事を貼り付ける「新聞ポスター」の取り組みを紹介した。=10日付産経新聞朝刊神戸・阪神、播州、但丹、淡路版

※「グラフィックで振り返る、NIE実践発表会」をこちらに掲載しています。参加者の感想はこちら 当協議会・竹内弘明会長のあいさつはこちらに掲載しています。

2月8日:神戸新聞本社で開催 参加者50人

【参加者の感想】順不同

兵庫県立家島高校教諭 吉崎 瑞希

 本校は地域の方々からの支援で、毎朝、新聞が4社分届くようになっています。しかし、どう活用するかなど私自身も模索しているところでした。現在は朝の時間に教員が選んだ記事を生徒に読ませることや、総合的な探究の時間に情報収集の手段として新聞を使っています。地歴・公民科の教員として新聞を活用する手法をもう少し勉強したいと思い、今回、NIE(教育に新聞を)実践発表会に参加させていただきました。

 まず、三好正文事務局長の記者講演では朝刊1つでたくさんの活用があることを知りました。実際に私も〇〇の記事を探すなどやってみて楽しかったです。最近はネットニュースなどによって情報が簡単に手に入りますが、新聞の特徴である「網羅性」「一覧性」などは生徒にも実感してほしいと感じました。

 次に小中高それぞれの実践について発表がありました。特に小学校の実践発表の中で、紙かデジタルか子どもたちに委ねることや、「情報の作り手」として情報処理の力を養う取り組みをされていることなどは非常に驚きました。小学校・中学校での積み重ねが高校につながっていると実感しました。

 私は、これまで新聞を教材の1つとして、こちらから与えるという方法しか考えていませんでした。しかし、生徒自身に興味のある記事を探してもらって調べ学習により内容を深める、それを生徒間で共有して、さらに深めるなど、多様な活用方法があることを知りました。ぜひ、学校でチャレンジしてみたいです。実践発表の先生方、貴重なお話をありがとうございました。 

佐用町教育委員会 古河 光弘

 初めてNIEの会に参加させていただいたのですが、本当に密度が濃いので驚きました。

 三好正文事務局長からは、新聞を使って授業を盛り上げるアイデアをたくさんいただきました。

 豊富小中学校の川村先生からは、「子どもたち自身で新聞をつくる」という取り組みを学ばせいただきました。

 南武庫之荘中学校の中嶋先生からは、言葉を大切にした「新聞を使った授業」の数々を教えていただきました。

 県立西宮高校の三木先生からは、新聞を使った「総合的な探求の時間」についての取組を教えていただきました。

 新聞の価値については、もちろん知っていたつもりですが、使い方を工夫するだけで、こんなにも有効なアイテムになるとは、目から鱗の連続でした。

 学んだ視点を現場へ伝達することにより、新聞への認識を高めたいと思いました。

 貴重なご提言の数々、本当にありがとうございました。

 兵庫県NIE実践発表会(2月8日、神戸新聞本社)の様子をグラフィックで振り返ります。作成いただいたのは、井上幸史・日本新聞協会NIEアドバイザー(姫路市立城北小学校教頭)です。

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 1票の意義を考える「主権者教育」の出前授業が2月9日、西宮市宮前町3の浜脇中学校であり、2年生約280人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 授業では、国政選挙で10~20代の投票率が低迷している現状を説明。「大学の学費無償化」の賛否を問う選挙シミュレーションゲームなどを通し、生徒たちに1票の重さについて考えてもらった。三好アドバイザーは「若者が強い思いをもち、こぞって投票すれば社会の風向きが変わる」と強調した。

 関心のある政治課題についてグループ討議する時間も。生徒が選んだ政治課題は、防災・減災▽子育て▽政治改革▽拉致問題▽ジェンダー平等▽教育―と多岐にわたった。政治改革を選んだ男子生徒は「政治が変わればすべてが変わる」、ジェンダー平等を選んだ女子生徒は「人間の多様性を大事にしたい」などと述べた。

 三好アドバイザーは元日に発生した能登半島地震に触れ、「防災・減災の施策に若者の視点がほしい。政治に関心をもとう」と呼びかけた。

[写真説明]関心のある政治課題について話し合う生徒たち=浜脇中学校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

240202sumatomogaokakouyokoosyouyomiuri.JPG神戸・須磨友が丘高校×横尾小学校

 高校生が小学生に防災について伝える授業が2月2日、神戸市須磨区の市立横尾小学校であり、県立須磨友が丘高校の生徒16人が講師役を務め、同小の6年生43人と一緒に災害時の備えについて考えた。

 両校は日本新聞協会のNIE実践指定校。児童らは班に分かれ、阪神大震災と能登半島地震の避難所の状況を伝える新聞記事を教材に、避難した時を想定して話し合った。東日本大震災の被災地で学んだ高校生らの話を聞きながら、「おいしい食べ物が必要」「プライバシーを守ってほしい」など気づいた点を付箋に書き、模造紙に貼り付けた。

 山口陽菜さん(17)は「新聞は多くの情報がある。ゆっくり読んで自分の力で必要なものを見つけてほしい」とアドバイスし、授業を受けた菅内恒晴君(12)は「家族と地震のことを話し合いたい」と感想を述べた。=3日付読売新聞朝刊神戸・明石版 

[写真説明]災害時の備えを児童に語りかける生徒(神戸市須磨区で)

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 阪神・淡路大震災と能登半島地震を報じた新聞記事を教材に、高校生が小学生に防災の大切さを伝える授業が、横尾小学校(神戸市須磨区横尾5)であった。児童らは記事を読み、避難所の生活について考えた。

 須磨友が丘高校(同市須磨区友が丘1)の生徒会役員16人が横尾小6年の43人に教えた。両校ともに日本新聞協会のNIE実践指定校。

 高校生は、29年前の神戸と今年の能登半島の避難所生活を報じた新聞記事を児童に配布し、「二つの避難所で同じところは」「地震発生時の心配事を減らすには今何ができるか」などの問いを設定。児童は記事を読み比べ、「感染症がはやっているところが同じ」「水や食料、服の用意をしておくのが大事」と付箋に書き、模造紙に貼った。

 横尾小6年の菅内恒晴さん(12)は「新聞を読むと被災地の状況が分かりやすい。自分の家の準備は大丈夫かなと考え直した」。昨年夏に東日本大震災の被災地・宮城県を訪ね、学んだことを伝えた須磨友が丘高2年の山口陽菜さん(17)は「小学生は固定観念にとらわれず、高校生と違った発想があって学びになった」と話した。(劉 楓音)=2月8日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]高校生とともに、避難所に関する二つの記事を読み比べる児童=神戸市須磨区横尾5

 生徒の感想 須磨友が丘高2年、則本若和葉さん(17)「小学生が主体となる授業を心がけた。防災バッグを備えるなど、みんな次々と意見発表してくれて意義ある時間となった」

※授業を担当された先生のうち、須磨友が丘高・岩本和也教諭と横尾小・吉川拓郎教諭の寄稿(ねらいや感想)をこちら 生徒と児童のみなさんの感想をこちらに掲載しています。

 日本新聞協会NIEサイトにもリポートが掲載されています。リポートはこちら

 

山崎高校 生徒の感想

■山崎高校(1月31日、対象・2年生約150人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが記者の仕事や新聞の役割をテーマに授業を行い、「自分の記事がきっかけで社会が動いたときにやりがいを感じる」などと話した。同校は2024年度から、日本新聞協会のNIE実践指定校に決まっている。

生徒の感想

 ■神戸市立鶴甲小学校(1月30日、対象・5年生約70人) 神戸新聞報道部の劉楓音記者が出前授業を行い、記者の仕事の魅力を話した。同校を取り上げた過去の記事などを使って、新聞づくりを解説。自身が取材した餅つきイベントを例に、イベントに込めた当事者の気持ちも記事に盛り込んだことを紹介した。

児童の感想

■愛徳学園小学校(1月26日、対象・4年生と2年生約20人) 彦野周子教諭と柳生里子教諭が担当。4年生が新聞から冬をテーマにした記事を選び、2年生に易しく紹介。記事を模造紙に貼り付け、紹介文を添えて新聞を仕上げた。記事はゆず湯や京都・八坂神社の「をけら詣り」、渡り鳥の話題など多岐に渡った、

4年生の感想   2年生の感想

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 新聞や記者の仕事を学ぶ授業が、鶴甲小学校(神戸市灘区鶴甲2)であった。5年生約70人を前に、昨年春に神戸新聞社に入社した劉楓音記者(23)が仕事の魅力を話した。

 同校は、教育に新聞を活用する日本新聞協会のNIE実践指定校。

 劉記者は、鶴甲小を取り上げた過去の記事などを使って、新聞づくりを解説。「住民とのつながりが取材のきっかけとなる」と話した。また、自身が取材した餅つきイベントを例に、会場の様子だけでなく、イベントに込めた当事者の気持ちなども記事に盛り込んだことを紹介した。

 児童たちは、事前に新聞について学んでおり「記者にはどうやったらなれますか」「印象に残っている取材は何ですか」などと質問。劉記者は「仕事でいろいろな人に出会えて面白い」と締めくくった。=2月5日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]記者の仕事について、小学生に話す劉楓音記者=神戸市灘区鶴甲2

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

■神戸市立丸山中学校西野分校(1月31日、対象・18歳~70代の約10人) 産経新聞神戸総局の香西広豊記者が「新聞ができるまで」をテーマに授業を行った。外国出身者が多い夜間中学での授業。「新聞は四季に合わせた伝統行事も知ることができる。興味ある記事の写真や見出しから見てほしい」と呼びかけた。

生徒の感想

 ■姫路市立豊富小中学校(11月14日、対象・5年生62人) 神戸新聞の森下陽介記者が出前授業を行い、新聞記者の一日や新聞ができるまで、取材したり記事を書いたりするときのコツについて話した。自身が書いた記事を見せながら、実際にその場で取材したからこそ書ける言葉を使うことの大切さを伝えた。

児童の感想

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 教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の公開授業が1月31日夜、神戸市須磨区の同市立丸山中学校西野分校(夜間中学校)で行われ、産経新聞神戸総局の香西広豊記者が「新聞ができるまで。正しい情報を伝えるために」をテーマに講義した。

 授業を受けたのは18歳から70代までの男女約10人。香西記者は新聞ができるまでの流れを説明した後、新聞記事について「記者が現場を取材し、書かれた記事は何度もチェックされ信頼度が高い」「事件・事故のニュースだけでなく、日本の四季に合わせた伝統行事なども知ることができる」などと紹介。「新聞には幅広く情報が載っている。まずは、興味のある記事の写真や見出しから見てみてほしい」と呼びかけた。

 授業を受けたネパール出身のカンデル・ビンタさん(18)は「新聞の仕組みや、新聞で情報を詳しく知ることができると分かった。観光地の記事を読んでそこに行ってみたいと思った」と話した。

 同校は、生徒の8割が外国人で、戦争や貧困などの事情で義務教育を十分に受けられなかった生徒が学習に取り組んでいる。同校では、各教科で新聞が活用されており、授業以外でも生徒たちが気軽に手に取れるように廊下の机に新聞を置くなどしている。=2月2日付産経新聞朝刊神戸・阪神、播州版

[写真説明]新聞制作の流れなどを説明する香西広豊記者=神戸市須磨区

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

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 教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の公開授業が1月26日、神戸市垂水区の愛徳学園小学校で行われた=写真。4年生の児童らが新聞から冬をテーマに記事を選んで2年生に紹介するなどした。

 授業のテーマは「冬新聞スクラップを作ろう」。4年生が新聞の中から選んだ「ユズ湯」や「かるた始め」などの記事を写真や動画を交えて2年生に丁寧に説明した。2年生は真剣な表情で発表を聞き「ユズ湯の効果を初めて知りました」などと感想を話した。

 4年生の名村ゆあさん(10)は「新聞には、いろいろな記事や写真があって面白かった。新聞を身近に感じるきっかけになった」と振り返った。=27日付産経新聞朝刊神戸・阪神、淡路、播州版

                   ◆

「冬」テーマにスクラップ 垂水・愛徳学園小で公開授業240126aitokugakuennkobe.jpg

 新聞を教育に生かすNIEの一環として、愛徳学園小学校(神戸市垂水区)で公開授業「冬新聞スクラップを作ろう」があった。紙面から冬を感じさせる記事を切り抜き、感想や解説を添えながらまとめた。

 同校は2023年度からNIEの県独自認定校となり、授業で新聞の活用を進めている。

 4年生はゆず湯やクリスマスイベント、かるた大会など気に入った記事の切り抜きを手に、自分なりの言葉でかみ砕いて2年生に紹介。社会への視野を広げながら、伝える力や聞く力を養う狙いがあるという。

  成人式の記事を選んだ4年の田中菜々美さん(10)は「振り袖がきれいだから選びました。記事の内容を自分で理解することはできるけど、誰かに分かりやすく伝えるのは難しかったです」と話した。

 授業は県内の教育関係者らに公開され、25人が見学した。(大田将之)=1月29日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]「冬」をテーマに新聞記事をまとめる児童たち=神戸市垂水区歌敷山3、愛徳学園

※公開授業を担当された愛徳学園小学校・彦野周子教諭の寄稿(ねらいや展望)をこちら 参加者の感想をこちら 児童のみなさんの感想をこちらに掲載しています。

 日本新聞協会NIEサイトにも公開授業のリポートが掲載されています。リポートはこちら

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  新聞の役割や記者の仕事を学ぶ授業が1月31日、宍粟市山崎町加生(かしょう)の山崎高校であった。同校は今年4月から、教育現場で新聞を活用する日本新聞協会のNIE実践指定校となる。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、2年生約150人が耳を傾けた。

  三好アドバイザーは「新聞の見出しは究極の要約」と説明。文章は結論から最初に書く「逆三角形方式」だと解説し、生徒たちに「見出しと前文を読めば内容が分かる。ぜひ読んでみてほしい」と勧めた。

 能登半島地震で交流サイト(SNS)に虚偽情報が出回ったことや、ロシアのウクライナ侵攻などを例に挙げ、記者の役割は「信頼できる情報を届け、人命と人権を守ることだ」と力説。「自分の記事がきっかけで社会が動いた時にやりがいを感じる」と伝えた。

 授業を受けた松下柚希さん(17)は「記者の仕事は大変だけど、やりがいも多そう。来年は受験なので新聞を読んで面接や小論文の際に生かしたい」と話した。(村上晃宏)=2月1日付神戸新聞朝刊西播版

[写真説明]新聞の役割や記者の仕事について学ぶ生徒ら=山崎高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

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 新聞記者の仕事を知る出前授業が1月30日、高丘中学校(明石市大久保町高丘5)であり、1年生121人が参加した。同校がキャリア教育の一環として企画し、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践校。生徒からの「記者になるには何が必要か」との質問に、三好アドバイザーは「社会の出来事に関心を持ち、共感したり疑問を感じたりすること」と答えた。

 元日に発生した能登半島地震については「阪神・淡路の教訓を伝えられなかったと痛切に感じる。多様な災害報道を続けたい」と話した。神戸ルミナリエ開催の記事から、ニュースの基本である「5W1H」を抜き出すワークショップもあった。

 授業を受けた高橋幹久さん(13)は「5W1Hを押さえて取材することに興味を持った。能登半島地震の被災者にどんな支援ができるかも考えたい」と話した。=2月1日付神戸新聞朝刊明石版

[写真説明]新聞記者の仕事について聞く生徒たち=高丘中学校

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神戸新聞記者が講師に

 兵庫県NIE推進協議会の記者派遣事業として、姫路市豊富町御蔭の豊富小中学校で11月14日、神戸新聞社の森下陽介記者による出前授業が開かれた。小学5年生62人が参加し、新聞記者や記事の書き方などについて教わった。

 森下記者は「新聞記者の1日」や「新聞ができるまで」「取材をしたり記事を書いたりするときのコツ」などについて話した。

 さらに森下記者は、この日の午前中に取材した播磨国総社(姫路市総社本町)で行われた「霜月大祭」の記事を見せながら、「最初の1段落が勝負」と強調。実際にその場で取材したからこそ書ける言葉を使うことの大切さを伝えた。

 その後は多くの質問に丁寧に答えた森下記者。特に新聞を書くときに、なかなか字数がうまらないという悩みには、「五感を使って書くこと」と教え、子どもたちは印象深げにうなずいていた。

[写真説明]記事の書き方などについて学んだ出前授業=姫路市豊富町御蔭、豊富小中学校

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

県NIE推進協議会会員の新聞・通信社で人事異動があり、産経新聞神戸総局長が岸本佳子さんから丸橋茂幸さんに交代した。人となりを自己紹介でー。

産経新聞神戸総局長 丸橋 茂幸

NIEの役割 高まるなかで

 神戸は初めての勤務地となります。新人時代は京都総局で過ごし、その後、大阪本社の社会部、文化部などで長く勤務をしてきました。神戸着任前には、新聞やウェブ版の編集長も務めてきました。

 新聞には、人間の体に必要なたんぱく質やミネラル、ビタミンなどと同じように、政治、社会、経済、文化、生活など人間が生きていくうえで欠かせない情報がバランス良く詰まっています。ただウェブ版では、新聞メディア側も、広告料に直結するアクセス数「PV(ページビュー)」などを気にするため紙面ほどバランスを考え、発信しているとは言えないのが現状です。

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)による情報が氾濫し、世界や人間の価値観が複雑化するなかで、正確な情報の重要性がより高まっています。とくに成長期にある子どもにとって、誤った情報の蓄積は価値観形成に悪影響を及ぼしかねません。

 いまNIEの果たす役割は一層高まっていると言えます。そのことを常に心に刻みながら取り組みたいと思います。よろしくお願いいたします。

川村かおり・姫路市立豊富小中学校教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)

 「もう一度説明しますね」。優しく丁寧に記事の内容を伝えようとする4年生。どんな内容かしっかり聞き取ろうと目をキラキラさせている2年生。お互いにうれしそうな表情でやりとりする姿が印象的でした。「伝え合う力」を育むために新聞はとても適した教材だということ、一般紙でもテーマを設定し、写真に限定することで低学年でも十分新聞を活用できるということなど、改めて感じることができました。

 本校も、施設一体型の小中一貫校として異学年での交流をさらに進め、子ども同士でつながり、深め合うための新聞活用法を今後も考えていきたいと思います。このたびは、貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。

若生 佳久・明石市立大久保小学校教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)

 今回の授業では45 分は短かったなということが一番です。2年生と4年生の交流といった意味では、十分な活動だったといえます。

 4年生が2年生に自分の選んだ記事をていねいに説明し、それを聞いた2年生が応えていくという学習は、対話という形ではとても有用であったと思えます。

 事後の意見交換会でも出ていましたが、「主体的・対話的・深い学び」といった言葉が文部科学省から出されています。そういった意味で「対話的」なよい授業であったと言えます。

 しかし、スクラップを作るときにはもう少し時間が欲しいなと思いました。今回の授業での一番の課題ではないでしょうか。

 子どもたちは、とても一生懸命「わかるように説明(4年)」し、「聞き(2年)」、「考え(2年)」、「意見を言い(2年)」、「スクラップのレイアウトを考え(4年)」、「字やイラストをかいて(2・4年)」あの短時間にあそこまで仕上げたのは素晴らしかったと思います。

 力のある子どもたちだと思いました。

 また、担任の先生方も適切な助言を適切なタイミングでしていたのが素晴らしかったと思いました。日ごろから子どもたちの学習状況を十分に把握していたからこその助言であるのだと思いました。2年生の子どもがなかなか作業をしていないところをしっかりと見て、把握して4年生に助言したところにも感心しました。子どもたちへの語りかけの口調もとても丁寧でした。これは私にとっても反省の部分です。子どもたちへのかける言葉の丁寧さをもっと気をつけねばとあの授業をみて反省しました。

 もう一つ、事後の意見交換会でも話をしましたが、「書く」という活動は、学習活動にとって非常に大切な活動です。授業内で自分の考えや思いを「書く」ことで表出するまでには、頭の中でいろいろなことを思っていた内容を取捨選択し、その場で「言葉」として表出する行為です。この行為があることで、考えが定着するともいわれています。そういった意味で「書く」という活動は、授業内では必ず実施しなければならないと思っています。

 スクラップを作るときも、「題字」や「メンバーの名前」を書いたり、イラストを描いたりするほかに、「まわしよみ新聞」のように「感想」や「思い」、「分かったこと」などを紙に書くことが、新聞記事の内容を理解し、自分なりに「分かる」ことになるのではないかと思います。

田代 弘子・甲南小学校司書教諭・学校司書

 初めてNIEの公開授業を拝見し、新聞の活用は学年によって効果が異なるということがわかりました。

 今回の授業では、4年生は2年生にわかりやすく冬の新聞記事を伝えるために、言葉を選んだり、ipadで調べたりして文章を再構成していました。2年生にとって難しいことについて、どうにかして伝えようと試行錯誤することで逆に理解を深めているようでした。

 2年生も一生懸命、耳を傾けて理解しようと努力していました。そのことで、2年生だけでは知ることがなかった冬を題材にした新聞記事に出合い、世界が広がっているように感じました

 両者の心に芽生えた「新聞っておもしろいな」という気持ちは、「また新聞を読んでおもしろいことを見つけたいな」という知的好奇心につながっていくのだろうと思います。

 早速、本校の児童と新聞を楽しみたくなりました。ありがとうございました。

※1月26日の愛徳学園小学校の公開授業を担当した先生のうちのお一人、彦野周子教諭に、ねらいや展望をご寄稿いただきました。

 2023年度、本校は兵庫県NIE推進協議会のNIE独自認定校に指定された。

 NIEを通して子どもたちに身につけさせたい力は、膨大な情報に誰もが簡単にアクセスできる現代社会において、正しい情報を取捨選択し読み解く力だ。

 そのため、低学年では、新聞の写真を見て社会で起こっているさまざまな事象に興味をもつこと。中学年では、興味のある記事を読むことで語彙(ごい)を増やし、その内容を人に伝えること。高学年では、記事に書かれている内容の事実と意見を区別して読むことや、複数の新聞を読み比べて多面的に物事を捉えること。これらの学習活動を取り入れていきたいと考えている。

 今回の公開授業は児童の興味の幅を広げ、聞く・話す力を高めることを目標に、2年生と4年生で行った。

 4年生は、冬に関する記事の中から2年生に紹介したいものを選び、その内容について、2年生にも分かるように紹介文を書いた。2年生は紹介を聞いたり、写真を見たりして、その感想を4年生に伝えた。最後に2年生と4年生で、選んだ記事や感想を大きな紙に貼り、「冬新聞スクラップ」を作った。

 授業を振り返って、一般の新聞は4年生には語句も文も難しいけれど、写真や見出しを手がかりに内容の大体を読み取ることが記事によっては可能だと感じた。

 授業後に行われた参加された先生たちとの意見交換会でも、たくさんの貴重なご意見をいただき、今後取り組んでみたいことが増えた。

  兵庫県NIE実践発表会が2024年2月8日、神戸市中央区東川崎町1、神戸新聞本社である。NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会の主催。記者講演やNIE指定校などの実践報告がある。

 記者講演は、神戸新聞社三好正文NIX推進部シニアアドバイザーが「授業が盛り上がる新聞記事の使い方」と題して話す。

 実践報告は、姫路市立豊富小中学校、尼崎市立南武庫之荘中学校、県立西宮高等学校の教諭らが報告する。

 定員70人。無料。午後1時半~4時。申込書は同協議会のホームページから取り出せる。同協議会事務局☎078・362・7054

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