■神戸市立高倉中学校(1月22日、対象・1年生120人) 神戸新聞の名倉あかり記者が阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。自身の震災関連記事を紹介し「被災者にとって震災は終わっていない」と強調。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーは災害用段ボールベッドなどの作り方を教えた。
2024年1月アーカイブ
■神戸市立白川小学校(1月23日、対象・5年生52人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。宿直勤務時に襲ってきた震度7。その瞬間の様子や神戸新聞社のホストコンピューターがダウンし、京都新聞社に新聞発行を依頼するまでの経緯などを語った。
阪神・淡路大震災から間もなく29年。1・17を知らない世代にこそ、記憶と教訓を語り継いでほしい―。そんな思いをこめ、兵庫県NIE推進協議会が震災授業を続けている。南海トラフ巨大地震に備えたい。
◆川西市立清和台中学校(2023年12月8日、対象・1年生約170人) 講師=神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー、神戸新聞報道部・名倉あかり記者 記事はこちら。 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
◆尼崎市立南武庫之荘中学校(23年12月11日、対象・1年生約180人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー、神戸新聞報道部・名倉あかり記者 記事はこちら。 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
元日の能登半島地震に強いショックを受けている。「輪島朝市」周辺の大火、輪島市内で倒れた7階建てビル、寸断された道路網、凍えそうな避難所生活、災害関連死―。29年前の「阪神・淡路」の記憶がくっきりとよみがえる。教訓を伝えられなかったという思い、そして今、兵庫のわたしたちに何ができるのか。自問自答しながら授業を続けている。(神戸新聞NIX推進部シニアアドバイザー 三好正文)
◆神戸市立高倉中学校(24年1月12日、対象・1~3年生394人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー [写真㊦]「能登半島地震と1・17の記憶が重なる」と話す三好アドバイザー 記事はこちら。 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
◆神戸市立横尾小学校(24年1月15日、対象・6年生41人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら。 ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。
◆神戸市立福田中学校(24年1月15日、対象・1年生140人) 講師=神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら。 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
◆明石市立中崎小学校(24年1月16日、対象・6年生52人) 講師=同校の金井有一郎校長、神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら。
◆神戸海星女子学院小学校(24年1月17日、対象・3~6年生202人) 講師=神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら。
◆神戸市立高倉中学校(24年1月22日、対象・1年生約120人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞報道部・名倉あかり記者、神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら。 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
◆神戸市立白川小学校(24年1月23日、対象・5年生52人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIX推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら。 ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。
◆小野市立河合小学校(24年3月7日、対象・4~5年生72人) 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー
「阪神・淡路大震災」をテーマにした防災授業が1月23日、神戸市須磨区白川台7の白川小学校であり、5年生52人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
29年前の大震災当日、神戸・三宮の神戸新聞本社で宿直勤務をしていた三好アドバイザーは震度7の瞬間の様子や、社のホストコンピューターがダウンし、京都新聞社に新聞発行を依頼するまでの経緯などを語った。
元日に発生した能登半島地震に触れ、「被災地の惨状が阪神・淡路と重なる。なぜ、犠牲者を救えなかったのか、悔しさが募る」と話した。
同地震について、北陸の地方紙・北國新聞が伝える生活情報の紙面を紹介し、「阪神・淡路でも読者にどこに行けば風呂に入れるかなどの生活情報を提供したり、読者を励ましたりする記事が求められた」と29年前を振り返った。
「新聞は相次ぐ災害を記録しなければならない。震災を知らない世代が教訓を語り継ぎ、南海トラフ巨大地震に備えたい」と締めくくった。
[写真㊤]阪神・淡路大震災時の新聞発行について話す三好アドバイザー=いずれも白川小学校[写真㊦]災害時に使える新聞紙スリッパを作る児童たち
※「わたしの感想NIE」に児童の感想を掲載しています。
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生徒120人に取材体験語る
高倉中学校(神戸市須磨区高倉台1)で1月22日、神戸新聞の名倉あかり記者(28)が、1年生約120人に阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。
名倉記者は震災の年に生まれ、入社後は震災関連の取材を手がけてきた。これまで書いた記事を生徒に紹介し「被災した人々にとって震災は終わっていない」と強調。生徒から「遺族の方に取材をする時に気を付けることは」と質問を受け、「亡くなられた方の表情や声が想像できるまで質問を重ねる」と応じた。
生徒らは避難所で使える新聞紙を折ったスリッパや段ボールベッド作りも体験。大塚悠翔(はると)さん(13)は「家族と今日の授業の話をして、改めて災害に備えたい」と真剣な表情だった。
同校では12日にも、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザー(63)が全校生徒に向けて講演。震災当日、三宮の神戸新聞本社で宿直勤務をしていた経験のほか、元日の能登半島地震にも触れ「災害は繰り返す。備えにゴールはない」と語った。=23日付神戸新聞朝刊神戸版
[写真説明]阪神・淡路大震災の取材について語る名倉あかり記者の話に耳を傾ける生徒=高倉中学校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
■神戸市立横尾小学校(1月15日、対象・6年生41人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、発生から29年がたつ阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。当時の取材を振り返り、「現実を伝えることで、全国に助けを求めたい。祈りにも似た気持ちで記事を書き続けた」などと話した。
■神戸市立葺合高校(1月18日、対象・1年生50人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが新聞の読み方や記者の仕事について話した。「新聞は多様な記事を一覧でき、不得意分野のニュースを入手しやすい」と説明。能登半島地震を受け「人命と人権を守ることが新聞社の使命」と強調した。
新聞の読み方や記者の仕事を学ぶ授業が、葺合高校(神戸市中央区)であり、1年生50人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践校。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
「総合的な探究の時間」の一環で、ほかの講師は企業や大学、理化学研究所、テレビ局などの9人。三好アドバイザーは「新聞は多様な記事を一覧でき、不得意分野のニュースを入手しやすい」と説明。「新聞記事は結論から書くので、見出しと前文をざっと読めば世の中の出来事がおおよそ分かる」と気軽に読むことを勧めた。
記者の仕事については、能登半島地震について触れ「災害を記録し教訓を伝えるのが新聞の役目。人命と人権を守ることが新聞社の使命」と話した。
授業を受けた鹿養(かよう)真希人さん(15)は「信頼できる情報を提供するなど、社会的責任の高い仕事だと感じた」と話した。=1月22日付神戸新聞朝刊神戸版
[写真説明]新聞の読み方を学ぶ生徒たち=神戸市中央区野崎通1、葺合高校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
「阪神・淡路」テーマに神戸新聞社員
阪神・淡路大震災をテーマにした講演が1月17日、神戸市灘区青谷町2の神戸海星女子学院小学校であり、3~6年生約200人と保護者ら計230人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
同校が毎年行っている震災講演で、5回目。これまで東日本大震災や熊本地震などの被災地から講師を招いている。今回は原点に戻り、阪神・淡路に焦点を当てた。
三好アドバイザーは震災の日、神戸・三宮の本社で宿直勤務だった。当日書いた記事や当時のまちの様子を紹介し、「発生時刻に起きていたので命が助かったと思う。現実を書き続けることで、全国に救いを求めたいとの思いだった」と振り返った。
元日に発生した能登半島地震にも触れ、「被災地の光景が1・17の記憶と重なる。復興を願って支援を続けたい」と力を込めた。
授業を受けた同校6年の立山ゆりあさん(12)は「南海トラフ巨大地震に備え、非常持ち出し袋の中身や避難所を再確認したい」と話した。=19日付神戸新聞朝刊神戸版
[写真説明]震災をテーマに行われた授業=神戸市灘区青谷町2、神戸海星女子学院小学校
NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会は2024年1月26日(金)午後2~4時、愛徳学園小学校(神戸市垂水区歌敷山3)で公開授業を行う。
「冬新聞づくり 」をテーマに、2年生と4年生が協力して新聞を作る。担当は彦野周子教諭と柳生里子教諭。2年生は、新聞記事を読むことがまだ難しいため、紙面から冬に関係した写真を見つけさせ、新聞に興味関心を持たせる。4年生は、写真や見出しについて2年生に説明したり、写真を選んだりする活動を通して、新聞の紙面構成についての理解を深めながら語彙(ごい)を増やし、相手に分かりやすく内容を伝える力を育む。終了後に意見交換会を予定している。
参加無料。希望者は1月18日までに下の申込書をメールで同協議会に送る。同協議会☎078・362・7054、ファクス078・362・7424、メール hyogo-nie@kobe-np.co.jp
きょう阪神・淡路大震災29年 発生当時の新聞通じ学ぶ
1月17日に発生から29年を迎える阪神・淡路大震災について、当時の神戸新聞などを通じて学ぶ授業が16日、中崎小学校(明石市中崎1)で開かれた。6年生約50人が受講し、震災を語り継いでいく意味について考えた。(有冨晴貴)
金井有一郎校長(55)と神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。金井校長は震災当時、3年目の教師。藤江小学校で6年生の担任だった。発生から約2カ月の新聞を保存しており、学校教育に役立ててきた。
授業は金井校長が「1月17日を兵庫県民は大切にしてきたが、それはなぜか」と問いかけて始まった。児童は「多くの人が亡くなったから」などと答えた。
児童は当時の新聞を読んで印象に残った言葉を書き出した。黒板に「彼らの分生きる」「痛みと夢分け合って」などの文字が並ぶ。
授業で三好シニアアドバイザーは、教訓や遺族の思いを伝える神戸新聞の報道などを紹介し「震災の記憶を語り継いでいくことが大切」と話した。能登半島地震にも触れ、火災があった「輪島朝市」について「みんなの募金や祈りがあれば、きっと神戸のように復興できる」と訴えた。
最後に金井校長が1月17日が大切にされている理由を再び聞いた。児童からは「次に大きな災害があっても被害を小さくできるように」「戦争のようなひどい状態だったことを忘れないために」などと答えが返ってきた。
高島百愛(もあ)さん(12)は「避難者同士が助け合っているという記事があった。いざというときは、私も周りの人を励ませるようになりたい」と話した。=17日付神戸新聞朝刊明石版
[写真㊤]阪神・淡路大震災当時の神戸新聞を読む児童ら=いずれも明石市中崎1[写真㊦]震災当時の神戸新聞を保管し、授業に使用する金井有一郎校長
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■神戸市立高倉中学校(1月12日、対象・1~3年生394人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災当時を振り返り、「安全安心情報の提供」など大規模災害時の新聞の役割を語った。能登半島地震であらためて問われている避難所での感染症対策や寒さ対策についても話した。
■川西市立清和台中学校(12月8日、対象・1年生約170人) 阪神・淡路大震災の発生当時取材に当たった神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーと、大震災の年に生まれ、現在防災を担当する神戸新聞の名倉あかり記者が、震災報道をテーマに講演した。生徒や教員を交えたパネル討議もあった。
神戸新聞アドバイザーが講師に
元日に発生した能登半島地震を受け、防災・減災について考える授業が1月15日、神戸市垂水区名谷町猿倉の福田中学校であり、1年生140人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
生徒たちはこの日の神戸新聞朝刊から、能登半島地震の気になる記事を探して意見交換。「避難者2万人のうち高齢者はどのくらいいるのだろう」「断水が続き、飲料水の確保に苦労しているのでは」と被災者に思いをはせた。
防災工作も体験。冬の避難所で少しでも温かく過ごすため、段ボールベッドを作ったり、床にガラスの破片などが散乱したときに備え、新聞紙スリッパを作ったりした。
三好アドバイザーは29年前の阪神・淡路大震災のときの被災地の様子や、当時の震災報道についても紹介した。
最後に、生徒たちは自身や家族で取り組む防災対策を考えた。「寝るとき、緊急持ち出し袋を近くに置きたい」「家族で非常時の集合場所を決めておきたい」などの意見があった。
[写真説明]きょうから取り組む防災対策を話し合う生徒たち=福田中学校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
神戸新聞アドバイザーが講師に
発生から29年がたつ阪神・淡路大震災を学ぶ授業が1月15日、神戸市須磨区横尾5の横尾小学校であり、6年生41 人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「災害は繰り返す。備えにゴールはない」と強調した。
同校は日本新聞協会のNIE実践校で、昨年度から、同じく実践校の須磨友が丘高校(同市須磨区友が丘1)とともに新聞記事を活用した震災学習などにも取り組んでいる。
三好アドバイザーは阪神・淡路大震災の発生時、神戸・三宮にあった神戸新聞本社で宿直勤務だった。当時の取材を振り返り、「現実を伝えることで、全国に助けを求めたい。祈りにも似た気持ちで記事を書き続けた」などと話した。
元日に発生した能登半島地震について、「1・17の記憶と重なる。被災地を支援する報道を続けたい」と話した。
[写真説明]宿直勤務時に阪神・淡路大震災に遭った体験を語る三好アドバイザー=横尾小学校
※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。
■のじぎく特別支援学校(12月13日、対象・2年生12人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが授業を行った。生徒たちは、神戸新聞写真ニュースからイチオシ記事を探したり、トップ記事を選んだりするワークを通じて、多様なニュースを価値の大小を判断して掲載する新聞の特長を学んだ。