推進協の取り組み

NIE兵庫セミナー 記者講演「ファクト検証」や実践校発表

Z030471000000726.jpg 教育現場での新聞活用の可能性について話し合う、2026年度の「NIE兵庫セミナー」が3日、神戸市中央区の神戸新聞社で開かれた。兵庫県内の小中高校などの教員ら35人が参加し、実践活動の方策などを探った。

  NIE(教育に新聞を)活動を進める、県NIE推進協議会の主催。

 最初に神戸新聞報道部の広畑千春記者が「ファクトチェックの取り組み」と題して講演。昨年の参院選報道から本格的に取り組んだ「ファクト検証」では、ネット上に拡散する情報、政治家の発言を公開資料や統計に基づき「正確」「誤り」「判定留保」などと判断したことを紹介した。「真偽以外にも深く考える契機にし、ネット情報は『だまされているかも?』くらいの気持ちで距離をとってほしい」と話した。

 県内3校による実践事例発表では、愛徳学園小(同市垂水区)の彦野周子教諭が、平和をテーマにした「はがき新聞」づくりを通じ、広島県の小学校と交流した取り組みを紹介。「子どもたちには、安易な『分かった』ではなく、生涯付き合う『分からない』を問い続けてほしい」と話した。

 小中高校の班に分かれたグループワークでは、各校のNIEの取り組みや課題などについて共有した。(久保田麻依子)

=7月4日付神戸新聞朝刊ひょうご総合

[写真説明] ファクトチェックに関する報道を振り返り、情報の読み解き方について説明する広畑千春記者(奥右から2人目)=神戸新聞社