■訪日客問題など解決方法発案
新聞を教育現場で活用するNIE(教育に新聞を)に取り組む西宮市の浜脇中学校(宮前町)で、生徒が記事から得たアイデアを出し合う公開授業があった。生徒たちは「いのち輝くまちづくり」をテーマに、より良いまちづくりへの提案を発表した。(潮海陽香)
同校は日本新聞協会のNIE実践指定校として、授業で新聞の活用を進めている。生徒は気になる社会課題を取り上げ、新聞を使って情報を集め、解決方法を考えた。公開授業では各クラスの代表2人ずつの計14人がアイデアを披露した。
女子生徒の一人は、外国人観光客がお土産の買い過ぎで、持ってきたスーツケースを街中やホテルに放置する問題について発表。空港にいらなくなったスーツケースを回収するボックスを設置し、リサイクルすることを提案した。
野球場に小型の風力発電機を設置し、環境改善を行う案や、地震の揺れを生かして発電し、災害時にWi―Fi(ワイファイ)を使えるようにする案も出た。発表を聞いた生徒は、感想やさらなるアイデアをシートに書き込んでいた。
スマートフォンを一定時間使うと、使用できなくなる機能を提案した3年の表友哉さん(15)は「NIEでの学びを通して、よりニュースに興味を持った」と話した。
同校の佐々木理校長は「義務教育の段階で社会に近づくことが大事で、NIEはそれを形にしてくれる学び。これからも社会の動きに興味を持ってほしい」と生徒らに呼びかけていた。=3月3日付神戸新聞朝刊阪神版
[写真説明] 新聞記事などから得たアイデアを発表する生徒=西宮市宮前町
