神戸市垂水区の愛徳学園小学校に通う6年生15人が、広島県呉市の荘山田(しょうやまだ)小学校の6年生とオンラインで交流し、戦争をテーマに制作したはがきサイズの新聞を紹介し合った。記事に込めた思いや学びを共有し、争いのない世界の実現に向けて考えを巡らせた。(尾仲由莉)
愛徳学園小・中は昨夏、教育現場での新聞活用の可能性を探る「NIE全国大会神戸大会」に出場。荘山田小の高下千晴教諭がアドバイスを送った縁で、新聞を題材とした交流につながった。
愛徳が作った新聞は、ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ、ハイチの情勢など世界各地で続く紛争や暴力、貧困などの問題を取り上げた。その現状に加え、相手の意見を尊重する▽視野を広く持つ―など、自分たちの立場ですべきことをまとめた。荘山田からは80人が参加し、太平洋戦争中の空襲を題材にした紙芝居「ふうちゃんのそら」などをテーマに仕上げた。
交流会では、テーマを選んだ理由などを互いに質問。「防空壕(ごう)に人が集まったら、押しつぶされたり暑かったりして危険だというのを初めて知った」など制作を通して学んだことを共有した。
愛徳の森田彩加さん(12)は「荘山田小と交流して、争いのない世界にしていきたいという気持ちが伝わってきた。戦争だけでなく、貧困や災害を超えて、みんなが笑顔になったらいいな」と話した。=3月10日付神戸新聞朝刊神戸版
[写真説明1] 広島の荘山田小とオンラインでつなぎ、新聞の内容を紹介し合う愛徳学園小の6年生=垂水区歌敷山3
[写真説明2] 愛徳学園小の6年生が作ったはがきサイズの「平和新聞」

