県立須磨友が丘高校の生徒が阪神淡路大震災の新聞記事などを使って小学生に防災の大切さを伝える授業が2月4日、神戸市立横尾小学校(同市須磨区)であった。同小の児童らは、当時の新聞記事を読んだ上で、高校生と一緒に災害時にどのような知識や行動が必要かを学んだ。
授業を行った須磨友が丘高と、横尾小はいずれも、教育に新聞を活用する「NIE」の実践指定校だったつながりで、令和4年度からこの取り組みを始め、今回4回目となる。
この日は、「災害時に必要な知識と行動を考える」をテーマに、同高生徒会に所属する1、2年の生徒12人が同小の6年生41人を対象に防災授業を実施。児童らは、避難所に関する阪神淡路大震災と能登半島地震の記事を音読するなどした上で、震災時に「どんな困りごとがあるか」「その場にいたらどんな行動を取るか」「地震に備えて今から何をするか」という3つの設問について高校生とともに考えた。
児童らは、「避難経路を確認しておく」などと、記事から気づけたことや記事の引用をそれぞれ付箋に書き込み、教室の床の上に置かれた大きな台紙にその付箋を次々と貼り付けた。時折、高校生が「避難所って決めてる?」と児童に問いかけるなどして、互いに考えを深めていった。
同小の吉田翼さん(12)は「トイレが災害のときに大きな問題になるとは知らなかった。災害に備えて家に帰って準備したい」。同高2年の山口紗耶さん(17)は「自分でも(災害対策を)できると思える授業づくりをした。小学生たちと一緒に記事を読み解いていけたのがよかった」と話した。=2月6日付産経新聞朝刊阪神・神戸版
[写真説明] 記事から気づいたことを付箋に書き込んで台紙に貼り付ける児童=神戸市須磨区の横尾小
