教員によるNIE実践

新聞使い災害時の行動考える 神戸・横尾小で須磨友が丘高生が授業

Z100321000000226.jpg 神戸市須磨区にある須磨友が丘高校の生徒会役員が、近くの横尾小学校で防災授業に取り組んだ。阪神・淡路大震災と能登半島地震直後の新聞記事を使い、災害時の備えや行動について児童と一緒に考えた。

 両校が、共に日本新聞協会のNIE実践指定校だったことから、2022年度から続いている授業。訪問した高校1、2年生12人のうち3人は防災ジュニアリーダーとして活動し、東日本大震災の被災地を訪れるなどした経験もある。

 授業で使ったのは、地震発生から1週間前後の新聞記事で、避難所の様子が伝えられている。参加した小学校6年生41人は、グループに分かれて目を通し、どんな困り事があり、自分ならどう行動するかなどを付箋にまとめて模造紙に貼っていった。

 最初は考え込んでいた小学生も、高校生から「何があったら生活しやすい?」とヒントをもらい、「暖房器具が足りない」「支援物資を配る」と活発に意見を出すように。吉田翼さん(12)は「実際の記事を見ることで、普段の授業よりも深い学びができた」と振り返った。

 生徒会書記長で、防災ジュニアリーダーの2年生、山口紗耶さん(17)は「防災と聞くと難しそうに思うかもしれないが、『自分にもできることがある』と思ってくれたらうれしい」と話した。(中村有沙)=2月11日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明] 高校生の助言を受けながら、自分の考えをまとめた付箋を貼る小学生=横尾小学校