セミナー・発表会・公開授業

新聞でユニーク授業 兵庫県内学校実践例

実践発表会P.jpg■見出しで川柳ニュースに興味を

 NIE(教育に新聞を)の活動を進める学校が、取り組みを紹介する実践発表会が2月5日、神戸新聞社(神戸市中央区)であった。日本新聞協会のNIE実践指定校となっている兵庫県内の小・中学校と高校の計3校が新聞記事の活用方法や、授業で取り入れた際の手応えや課題を報告。教員ら約40人が耳を傾けた。

 新聞社や教育関係者でつくる兵庫県NIE推進協議会が主催。2025年度の活動のまとめとして、実践例を共有し各校の参考にしてもらおうと企画した。

 姫路市立豊富小中学校は、昨年夏に神戸であったNIE全国大会の公開授業で、東日本大震災を伝える各紙の記事を読み比べたと報告。また、新聞の見出しの言葉をつなぎ合わせて川柳をつくり、自分の学校に関連した興味があるニュースを募る「貯金箱」を設置するなど、ユニークな活動を紹介した。

 同校の川村かおり教諭は「新聞が子どもたちの周囲に当たり前にある状況をつくり、大人もアイデアを出し合って面白いことを進めていきたい」と話した。

 定時制の兵庫県立湊川高校(神戸市長田区)は、生徒の中で新聞は「難しい」「文字が多い」といった印象が強い中での出発だったという。まずは日々のニュースに興味を持ってもらうよう工夫した結果「少しずつだが時事ニュースや新聞に対する見方が変わってきた」と発表した。

 このほか、朝日新聞神戸総局の新屋絵理記者がトルコのシリア難民やイスラエルの住民を取材した経験を話した。国際ニュースを語る際、主語が国になるなど大きくなりがちだが「背景には一人一人の人間やその家族がいることを忘れないでいたい」と語った。(安福直剛)=2月5日付神戸新聞朝刊ひょうご総合面

[写真説明] 教育現場での新聞活用方法が紹介されたNIE実践発表会=神戸新聞社