記者派遣

都市計画とスポーツ考える 網干高校で出前授業

サイト向け網干高校.jpg

神戸新聞記者が講師に

 「都市計画とスポーツ」をテーマにした出前授業が、姫路市網干区新在家の網干高校であった。神戸新聞姫路本社で姫路市政を担当する有島弘記記者が講師を務め、3年生62人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。有島記者は、手柄山平和公園内に来年10月開業予定の同市立ひめじスーパーアリーナ(同市西延末)が5千人収容のメインアリーナや、屋内競技用プールなどで構成されると紹介。「播磨の中心都市として官民が力を合わせて整備を進めているが、にぎわいづくりや平和の発信といった姫路市の都市計画を形にする事業でもある」と語った。
 他の例として、神戸市のジーライオンアリーナ神戸がウオーターフロントの再開発の一環で建設されたことなどを説明した。
 生徒から運動部の記者時代に一番印象に残った選手を問われると、有島記者はサッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸に所属した元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手を挙げた。「記者の質問にいつも丁寧に答える。スター選手ほど懐が深く、謙虚だと思った」と話した。
 将来スポーツに関わる仕事に就きたいという大塚藍人さん(17)は「イニエスタ選手のことなどを聞くことができ、最高。スーパーアリーナの内容は初めて知り、開業が楽しみ」と笑顔だった。(網 麻子)=12月5日付神戸新聞朝刊姫路版

[写真説明] 「都市計画とスポーツ」について講義する有島弘記記者=網干高校