記者派遣

見出しのつけ方と新聞の役割を学ぶ 播磨南高校記者派遣

 251121播磨南高出前授業.jpg 県立播磨南高(播磨町)で11月21日、毎日新聞明石通信部の入江直樹記者が、地域デザイン類型の2年生22人に講義した。取材方法や見出しの付け方などを解説した。新聞を教材にするNIE(教育に新聞を)活動の記者派遣事業。

  同高は日本新聞協会が認定するNIE実践指定校。地域課題の解決を図る授業「HariMAP Ⅰ」で主体性や多様性を育むため、外部と連携した調査・発表などの活動に取り組んでいる。

  講義では、入江記者がインタビューのコツとして相手に「共通の話題を見つけ心を開いてもらう」「敬意を払う」。見出しについても「記事の内容が一目で分かるよう、簡潔ながらも具体的に」と説明した。

  生徒からは、読みやすい紙面レイアウトの作り方や、適切な質問のやり方といった質問が相次いだ。=11月24日付毎日新聞朝刊兵庫地域面各面

[写真説明] 入江直樹記者(奥)の講義に耳を傾ける県立播磨南高生ら=播磨町で2025年11月21日、同校提供

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   毎日新聞記者から新聞の役割を学ぶ生徒たち

   学校教育に新聞を活用するNIE活動の記者派遣事業が11月21日、県立播磨南高校(播磨町古宮)で行われた。

  地域連携に関する選択授業で2年生22人を対象に「見出しのつけ方と新聞の役割」と題して、毎日新聞社神戸支局明石通信部の入江直樹記者が講師を務めた。

  新聞の基本構成、見出しの重要性、新聞の役割などを、具体的に新聞を示しながら説明。地域連携について新聞を作って発表する予定の生徒たちは、紙面の真ん中に写真を置くと全体が締まって見えること、見出しは8から11字以内で具体的な数字や固有名詞を使うことなどを学んだ。

  授業を受けた松本彩音さん(16)は「子ども食堂について探究活動を行っているが、新聞にまとめるときのレイアウトや興味を引く見出しのつけ方がわかった」と話した。藤本愛姫(あき)さん(17)は「兵庫大学と連携してPicmap(Map with picture 地図と画像を組み合わせた地域の紹介)を作成している。今日の記者派遣の内容を参考に、わかりやすく地元企業を紹介したい」と感想を述べた。(兵庫県NIE推進協議会 コーディネーター 吉田尚美)