
神戸新聞アドバイザーが講師に
課題研究の成果を新聞形式でまとめる出前授業が、西宮市上甲東園2の県立西宮高校であり、3年生16人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが、調べ方の要点や記事の書き方、写真の撮り方、レイアウトのコツなどを教えた。
生徒たちは、インバウンド(訪日客)による地域振興▽少年事件の動機▽国内総生産(GDP)を増やすには▽「犬好きに悪い人はいない」は本当か▽BGMのもたらす効果―など硬軟さまざまなテーマを選び、研究を続けている。
三好アドバイザーは「どんな事象も『それは本当か』と疑問を持つことが大切」と強調。「ネット情報をうのみにせず、新聞で確認したり、アンケートや比較実験したりするなど、幅広く調べよう」と呼びかけた。
授業では、生徒たちが一番書きたいことを短文にまとめ、トップ記事の見出しを考えた。新聞製作では各自がB4判の用紙に記事を書き、写真や図表を添えるなどした。
各国の教育予算の多寡と若者の学力の相関性を研究した入谷匠さん(17)は「図表を入れて紙面にまとめた。写真の撮り方の話が参考になった」と話していた。=11月25日付神戸新聞朝刊阪神版
[写真㊤]課題研究の成果を新聞にまとめる生徒たち=西宮市上甲東園2[写真㊦]完成した新聞

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