神戸新聞アドバイザーが講師に
世界平和のため自分ができることを考えようー。「平和」をテーマにした出前授業が11月20日、猪名川町木津の楊津小学校であり、6年生13人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
6年生は今年6月、被爆地広島への修学旅行で原爆ドームや広島平和記念資料館などを見学し、80年前の惨禍に思いをはせた。
三好アドバイザーは戦時中、兵庫で起きた出来事として神戸空襲や姫路空襲について紹介。ロシアによるウクライナ侵攻から3年8カ月がたつことや、発生から2年で停戦発効したイスラエルとハマスの現状にも触れ、「みなさんも世界平和に貢献する人になって」と呼びかけた。
「相手の国に友達がいたらミサイルを撃ち込めないだろう。普段から各国の人々と友情を育んでほしい」「日本へのウクライナ避難民は現在2千人近くに上る。ウクライナの出来事を遠い国で起きている戦争ではなく、自分ごととしてとらえたい」と強調した。
[写真説明]世界平和について考えた出前授業=楊津小学校
※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。
